ギスカブログ

心理学に興味津々「ギスカジカ」のブログ

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読書

読書感想「嫌われる勇気」~課題の分離について~

アドラー心理学を世に広めているベストセラー「嫌われる勇気」を再読しました。 前回読んだ時は、臨床心理学に詳しくなかったので、何となく読みとばしていたところが多かったということを再認識しました。 よく読んでみると、アドラー心理学の基本的な概念…

読書感想「お金が増える 米国株超楽ちん投資術」

マネー本です。 FIRE界隈では有名な「たぱぞう」さんの本です。 普段、マネー本なんぞ縁がないのですが、これは無料なので読みました。 そう、ただなんです。 どうして無料で読めるのか。 私はイデコを楽天証券でやっているのですが、楽天証券に口座を持って…

読書感想「ほどよい”居場所”のつくりかた」

本書の副題は「60歳からの人づきあいの知恵」です。 ですから、本書でいう「居場所」とは老年になった時のものを指しています。 本書は短いエッセイを積み重ねるような形式で書かれています。 ですから、居場所を作るための手立てもたくさん載っているのです…

読書感想「火星からの侵略」

『火星からの侵略」と聞けば、SFかと思うでしょう。 ちがいます。 パニックの心理学的研究の本なのです。 ハロウィーンの日にラジオドラマが放送されました。 かなりの聴衆がそれを真実と思い込み、パニックになったのです。 実際にあったこの現象だそうで…

読書感想「イカ先生のアオリイカ学」

釣り人の本ですが、釣り方の本ではありません。 いわゆる釣りの参考書ではない釣りの本です。 アオリイカの生態や分布などを釣り人が説明しています。 著者は医師で釣り人のようです。 こういう視点の本もおもしろいですね。 さて、アオリイカというイカをし…

読書感想「はい。作り笑顔ですが、これでも精一杯仕事しています。」

筆者は、日本の働き方について論じることが多い方です。 労働者の立場からの批判が中心です。 今回も、その流れの中の1冊となります。 本書の内容を一言でいえば、どうなるか? 「感情労働をやめよう」です。 感情労働。 聞いたことのない言葉でしたが、ち…

終戦の日と「一つの花」の主題(ネタバレ)

もう8月17日になってしまい、終戦の日から2日経ちました。 なのに終戦を取り上げるのは、童話「一つの花」を読んだからです。 教科書に載っている童話です。 以前その虚構性の程度について述べましたが、今回は別の点から話したいと思います。 「一つの…

読書感想「もたない男」

マンガ家中崎タツヤさんのエッセイです。 断捨離が一般的に理解されるようになり、かくいう自分も取り組んでいますが、中崎さんは一味違います。 本当に最低限のものしか持たないのです。 冒頭に仕事場として借りている部屋の写真があるのですが、本当に最低…

読書感想「続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」

「パフェとか食ってるよ」の続編です。 今回は「孤独も悪くない編」とあるように一人についての考察です。 自分が一人であることの劣等感について語っています。 さて、友達がいないことはよくないことだ、という認識が一般にあります。 中学高校ぐらいだと…

読書感想「ヤマザキマリの人生談義」

「テルマエ・ロマエ」で有名なヤマザキマリさんの人生相談です。 ヤマザキさんは、なかなか波乱万丈な人生を送っているようで、相談者の困っている状況と似た体験をしていることが多いようです。 高校卒業後、イタリアで絵画の勉強、同棲相手の子供を妊娠し…

読書感想「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」

簡単にいえば、気にしすぎるな、と励ましてくれる本です。 最初はネットマナーを事例として取り上げています。 ここの章で、本書の主張のほぼすべてが分かります。 挙げられている例はこんな感じです。 SNSで返事を返さないといけないけど、どうしよう。 …

読書感想「ハーバードの人生を変える授業」

ポジティブ心理学の本でした。 ポジティブ心理学が何かは分からなかったのですが、本書は人が幸せになるためにどんなことをすればいいか、については書かれています。 まあ、ポジティブな心理になったりポジティブな状態の心理について研究する分野なんでし…

読書感想「なんか勝手に人生がよくなる やめることリスト」

人生論の本です。 しかし、題名通り悩みを解決するための本でして、カウンセリングにも関係すると思い読みました。 著者は、会社経営をしている方で、帝王学を学んだと話しています。 若い頃はバックパッカーとして、世界を旅したとか。 大卒サラリーマンと…

読書感想「苦手なあの人と付き合わないですむ本」

カウンセラーの方の本です。 臨床心理関係からは少し離れた方なのでしょう。 なので、これまで読んだ本とは違い新鮮でした。 何が新鮮だったか。 カウンセラーは傾聴が基本で、自分からこ「こうしなさい」と話す方はまれです。 ロジャーズのクライエント中心…

読書感想「色の心理学」

色の印象と気分の関係を述べた本です。 色は不思議なもので、確かに見る者にある種の印象を与えます。 それはどうやら個人の印象を越えたものがあるらしいのです。 ほんとかな? この辺りは、実は文化的あるいは自然環境的な要因も大きいので、普遍的な真理…

読書感想「『性格』のカラクリ」

苫米地英人さんの著書です。 苫米地さんといえば、オーム真理教の事件の解説やマインド・コントロールを解くことで有名になった方、という印象です。 肩書きは、認知科学者となっています。 認知科学とは何か。 80年代に盛んだった人工知能につながる研究…

「読書感想」についてあれこれ

最近、読書感想ばかりをブログに書いていました。 身の丈生活、断捨離、シンプルライフを目指したブログですが、どこかで方向性をまちがえたのかもしれません。 読書も生活の一部ということで、まあ許してください。 ちなみにシンプルライフを目指すことは捨…

読書感想「『心理学』の基本と実践テクニック」

今さらながらに、心理学の入門書というか概括書を読みました。 実践テクニックとあるところから、日常生活への応用を視野に入れてるようです。 何の学問でも、そんなに簡単に日常生活に応用が効いたりしないものなのですが。 この辺りは、読者をつかむための…

読書感想「他人を攻撃せずにはいられない人」

人を攻撃するなんてことは、相当の理由がないとしてはいけないことでしょう。 でも、案外してしまいがちです。 私のことをいえば、何の気なしに言ったぼやきが、誰かの気にさわるということがあります。 人によってはこれも攻撃になるのでしょう。 本書は、…

読書感想「記憶がウソをつく!」

解剖学者の養老孟司先生とアナウンサーの古舘伊知郎さんの対談本です。 この二人が記憶について語るというのは、おもしろい試みですね。 養老先生は、医師ですので関係するとは思いますが、記憶は精神科か心理学の範疇だと思います。 養老先生のコメントも、…

読書感想「プロパガンダ」

おりしも、本書を読了した日は参議院の投票日でした。 そんな日と関係させて紹介する本として、適しているのかいないのか。 ちょっと悩みました。 何を読んだかといいますと、古典的な名著「プロパガンダ」です。 選挙と誘導的な宣伝では、ちょっと悪意があ…

読書感想「錯覚の科学」

人は自分が見たいものしか見えない。 これは人生の警句であると同時に心理学上最も大切な真理です。 心理学で明らかにされることのほとんどは、この延長線上にあるといえます。 本書はこれを正面から扱った著作です。 とても興味深い内容でした。 まずは、そ…

読書感想「協力がつくる社会」

人間は利己的か、互助的か、がテーマの本です。 ホッブズのリヴァイアサンを一方の極において議論を進めます。 有名なあのフレーズです。 「万人は万人に対して狼」 そういう状態を極端な例として挙げています。 そして、現代の経営論では、そのような人を動…

読書感想「さみしさサヨナラ会議」

僧侶と評論家の対談本です。 僧侶は小池龍之介さん、東大を出て出家した異色の経歴の持ち主です。 評論家は宮崎哲哉さん、一時期よくテレビで見ました。 テーマはさみしさです。 心の安定に大きく関連するテーマと思いました。 対談は、孤独とは何かから始ま…

読書感想「知性誕生」

この本は、人間の知能について本執筆時点での最新の研究を紹介したものです。 本の趣意は「石器から宇宙船まで生み出したシステムはどうなっているか」というものでしょう。 結論からいえば、この問題意識は解決されていません。 研究途上であるというのが本…

読書感想「嘘つき男と泣き虫女」

「嘘つき男と泣き虫女」を読みました。 「話を聞かない男 地図が読めない女」の続編です。 趣旨も同じでした。 男と女は、脳の構造から違っている。 それを理解して付き合うことが幸せにつながる。 こういう主張です。 前作のファンから「もっと男と女の違い…

読書感想「話を聞かない男 地図が読めない女」

少し前に評判となった本だと思っていたのですが、発行は2000年、もう20年以上前の本でした。 男と女は、脳の特性が生物としての異なるので理解し合うのは難しいというのが趣旨です。 というか、違っていることを前提に付き合え、という主張です。 生物として…

読書感想「働く人のためのメンタルヘルス術」

メンタルヘルスとか、病気休暇とか、はたまた休職とか、耳にはしますが具体は分からないものです。 精神を病んでいるというのはさすがに分かるのですが。 メンヘラとかと約されると、ストーカーをしがちな人とかそんな印象もあります。 しかし、仕事をしてい…

読書感想「なぜ私は怒れないのだろう」

人間の感情はいろいろあります。 それなのに、感情をコントロールする本といえば怒りばかりです。 現代社会では、怒りはマイナスの影響を与えるものと認識されているのでしょう。 喜びやうれしさをコントロールするための本とか聞いたことがありません。 今…

読書感想「『風の電話』とグリーフケア」

今日、北陸で大きな地震がありました。 東日本大震災の被災者として、地震にはやはり敏感です。 恐れが蘇るとか、何かしなくてはとか、そういう具体的なものではないのですが、どうしても、被災直後のことが思い出され、あういう体験は誰にもしてほしくない…