今日も心理学的な実践をした話です。
役所に書類を提出しに行きました。
けっこう多めの書類です。
それでチェックをされるわけですが,これが細かいんです。
自分がまちがえたところは仕方ないのですが,作成要領にないところを指摘されると何だかなあとなります。
昨年はよかったところが今年はダメとか,もう嫌になります。
というかなりました。
一番むっとしたのが,明らかにチェックした方がまちがっているのに問いただされたことでした。
もう何だかなあです。
最終的には,持ち帰って修正して再提出なんですが,書類の量が多いので,チェックする方も複数で,一人のチェックが終わっても他のチェックが終わらないので,呼び出されるまで待っていました。
そこで,むっとしていた自分を冷静に戻すことが必要と思いました。
いろいろ考えて,採用したのがマインド・フルネスです。
まず,自分の感情を見つめてみました。
怒りです。
不当に扱われたと思っています。
ずいぶん時間をかけたわりには,そちらの間違いを見つけただけなのに,何かこちらが悪いような感じになっています。
要は,自分が軽く扱われたということに怒っているのです。
しかし,よく考えてみれば怒ったからといって書類が受理されるわけではありません。
結果は同じなので,怒る分だけ無駄なことをしていると思い始めました。
次に,ストレス源となった人を見つけてみました。
様々な書類をチェックして,妥当性を探っています。
職務には忠実なようです。
言葉遣いがぞんざいだっただけなようです。
その働きぶりを見ていたら,そんなに怒るほどの相手でもないような気がしてきました。
スリムなスーツを着て若作りをしていますが,そろそれいい年齢のようです。
自分の仕事には自信があるのでしょう。
仕事そのものには誠実なようでした。
ストレスを感じるほど嫌な人には見えなくなってきました。
私の目的は,書類を受理してもらうことです。
受理されればよい。
それ以外のことでストレスを感じても仕方がないことです。
そう思うと気持ちが楽になりました。
マインド・フルネスを使ってみての感想ですが,とにかく対象を見つめるというのは気持ちを冷静にさせるものだと思いました。
そして,今まで気づかなかったことにも気づきます。
これは使える手法だなと思いました。
正しいマインド・フルネスなのかは自信がありません。
でも,実用的に使える手法です。
ストレスを感じたときにやってみてはどうでしょう。
お勧めします。