ウクレレの構え方で悩んでいます。
あんな小さなもの,どうでもなるんじゃないか。
そう思われても当然と思います。
でも,私にとってはそんなに簡単じゃないのです。
1 あかちゃんを抱えるように
ウクレレの教本には「あかちゃんを抱えるように」とあります。
これは分かるようで分からない説明でした。
ウクレレを構えている人の写真を見ると,なんとなくイメージは持てます。
でも,抱いた経験がある人は分かるでしょう。
まったく違います。
ウクレレのボディをひじで支える,というのが実際のところです。
こうすると弦をはじく場所が決まってきます。
いや決まってくるというか自由度がなくなるというか。
ネックとボディがくっついている辺りを弾いている姿がよく見られます。
ひじで抱えていると,あの辺りが一番楽なんですね。音が大きく鳴りますし。
これで一応弾けるのですが,弾いていると別の問題が出てきました。
2 指板の移動が難しい
問題とは,弦を押さえている側でおきました。
弦を押さえている手は,押さえながらウクレレを支えることになります。
そうしないとウクレレが落ちますからね。
こうなると手の自由度がなくなります。
特に手を横に移動させるのが難しくなるのです。
低い音の場所から高い場所の音にスムーズに行けない。
そんな感じです。
私は,ギターから始めたので特にそう感じるのかもしれません。
ギターには,ストラップというギターをつるす帯があります。
なので,両手を離しても問題なしです。
ウクレレを抱えながら弾くスタイルに慣れればいいのでしょうか。
手軽だしかっこよく見えるのですが,どうも自分には難しいようです。
なんとかならないかなあ。
3 ウクレレ・ストラップ
調べてみると,ウクレレ用のストラップもあるようです。
ただし,私のウクレレにはストラップ・ピンがありません。
ストラップピンとは,ストラップを引っかける出っ張りです。
ウクレレを加工して付けることは可能です。
でも,穴を開けたくはありません。
どうしたものか。
さらに調べると,首からつるすタイプのストラップがありました。
サウンドホールという音の出る穴に引っかけて使うようです。
これならウクレレに穴を開けずにすみます。
さっそく手に入れてみました。
これはいいですね。デザインも南国風ですし。
確かに両方の手が自由になります。
短所はというと,本当に両手を離すとウクレレが前方に回転して落ちることです。
どちらかの手がふれていれば起きないので,欠点というほどでもありません。
普通のストラップのように付けっぱなしはできませんが,演奏上の問題は解決です。
ああ,よかった。
プロの演奏動画をみると,ギター風のストラップを利用しています。
これは,どうやらテナーサイズという大きなウクレレを使用しているからでしょう。
この姿もかっこうよいので,上手になったら大きいサイズのウクレレを手に入れようかと思います。
しかし,今は今あるもので練習です。
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