ウクレレのソロ曲の楽譜に見なれない記号があります。
LowGです。
4弦が1オクターブ低い印らしい。
知識として,4弦が低いウクレレがあることは知っていました。
もしかすると,私のウクレレでは演奏不可。
弾いてみると,やはり変です。
それで,昔々手に入れた楽器を引っ張りだしました。
1 ギタレレとの出会い
出してきたのはギタレレ。
ヤマハの一風変わった楽器です。
手に入れたのは,まだ平成一桁だったと思います。
手頃に弾ける小さい楽器を探していた時期でした。
そのころ,ウクレレと出会っていればと,今は思います。
雑誌で,とても小さいギターを見つけました。
それがギタレレでした。
ギターを弾いていた私には魅力的でした。
なるほど,これならどこにでも持って行ける。
当時,まだあった近くの楽器屋で購入しました。
1万円ぴったりだったと思います。
ほぼ定価でした。
2 すぐにしまい込んだ
買った直後はよく弾いていました。
チューニングがちょうど4度高いのですが,気にせず元の曲のポジションで弾きました。
まあ,歌わない限りは関係ないんですね。
それで楽しんでいたんですが,だんだんナイロン弦に不自由を感じてきました。
元々スティール弦で弾いていたのです。
ナイロンだとチョーキング(ベンディングでしたっけ若い人には)ができないなど,少し演奏が変わってくるのです。
クラシックが弾ければよかったのですが,そこまでの技能もありません。
結局,しだいに弾かなくなり,しまい込むという意識はなかったのですが,収納の奥に行ってしまいました。
結局,むだ遣いをしてしまったのです。
あの時,ウクレレの魅力を知っていればなあ。
ほんと,そう思います。
3 LowGウクレレとしてのギタレレ
ギタレレは,1~4弦だけ使えばウクレレのLowGと同じはずです。
弾いてみると,確かに音は合っていました。
よかった。
LowG用のウクレレを買ったり,4弦だけLowGに張り替えたりしなくてすみました。
ウクレレよりボディが大きいので,音もゆったりと広がる感じがします。
よかったのですが,弾いているうちに気になりだしたことがあります。
ヘッドが重い。
まあ,2巻き余計についてますから。
5弦と6弦がじゃま。
ふれて音を出してしまうんですね。
そもそもウクレレじゃないので,このあたりは我慢です。
あと,気になったことではないのですが,ネックが太いですね。
これはギタレレが,クラシックギターをモデルにしているので仕方ありません。
ただ,私はネックは太い方が好みです。
総じて,LowGウクレレとしても使えるけど,専用品にはかなわないといった感じです。
4 最後に
少し練習してから,いつものケリーに持ち替えました。
今はこちらの方がいいですね。
コードカッティングもできるし。
ギタレレは6弦あるので5・6弦をミュートするか,ギター風のコードを押さえるかしないとカッティングができないのです。
LowGのソロ曲の時だけ,使っていくことにしました。
まあ,断捨離を進めていることもあって,新しい楽器を購入したくないのもあります。
でも,弾いていて感心したことがありました。
ヤマハって作りがいいですね。
インドネシア産だけど,要点が押さえられている気がします。
ヤマハはウクレレ作らないのかなあ。