短所だらけの私に向いている本を読みました。
「短所大辞典」
おそらくは短所の読み替え本だと思われます。
さっそく読んでみました。
正解。
辞典というだけあって,「あ」から順に性格をついて述べていました。
一つ一つの項目は,概論とそういう性格の人へのアドバイス,そういう性格の人に応対する人へのアドバイスでした。
辞典とはありますが,単純に読み物としておもしろかったです。
というか,きっと読み物として読まれることを期待していますね。
短所なので,一般的に低評価な性格が載っています。
さすが「短所」の大辞典。
でも,長所が載っていてもいいと思いました。
そうすると別な角度から見るという本書の趣旨からすると,長所をけなすことになりますね。
それは,読み物として難しいのかもしれません。
さて,一つ一つの項目ですが,まあある程度予想される記述が続いています。
短所ですが,自分にとって嫌になる短所と,他人にとって迷惑な短所があると思うのです。
自分にとって嫌になるのが暗いとか消極的とかそんなだと思います。
これも社会のなんとなくの雰囲気でマイナスイメージがついている気がしますけど。
こういうのをプラスに考えると慎重とか思慮深いとなるわけです。
そして,他人にとって迷惑な短所が騒々しいとか軽率とかそんなだと思います。
これをプラスイメージで考えると明るいとか社交的となり,今では大きく評価されている気質だったりします。
短所大辞典を読んでいて,結局,気質とか性格とかのプラスマイナスというのは使い所だなと思いました。
使いようというか,よさが発揮できる場面があるといいという感じです。
そういう場面で使えばいいのではないでしょうか。
逆に発揮できない場面では使わない方がよいと。
感情的な人は,優勝パレードとか打ち上げとか送別会とかそういう情感に訴える場面ではいいと思います。
会議では迷惑ですけどね。
こういうことなんだと思いました。
ネガティブな性格も,ソロ・キャンプの紹介には有効なわけです。
ヒロシさん,キャンプはもう飽きてるみたいですが。
とはいうものの,さすがにそれはフォローできないという短所も載ってました。
何だと思います?
嘘つきです。
ドラマティックで創造的と書いてありました。
無理があります。
実害でますから。
というか,嘘つきって短所とかそういうものじゃないでしょう。
卑怯とか自己中心的とかいう気質の最悪な現れ方だと思うのですが。
社会生活という観点から見れば,フォローできないものもある。
そういうことなんだと思います。
とはいえこれおもしろい本です。
機会があったら手に取ってみてください。
退屈にはならないと思います。