1 M1グランプリの思い出
今日、M1グランプリがありました。
年末という感じがします。
わたしは熱心なお笑いファンではありません。
記憶に残っている最古の視聴は、ノンスタイルとかオードリーの頃だと思います。
そうそう、サンドが出ていた時の決勝は見てました。
以前は、なんとなくチャンネルを合わせて流して見る感じでした。
そんなに期待して見るものじゃなかった気がします。
熱い青春好きの島田紳助さんが、青春ドラマ風に盛り上げている。
そんな印象でした。
それでもネタがおもしろいこともあって、爆笑したこともあります。
ミルクボーイが優勝した時は、笑えるコンビが多かったなあ。
楽しかったですね。
2 今年のM1グランプリ
それで今年のM1グランプリです。
主な感想は2つ。
1つは歌ネタが多いなあ。
もう1つは、ツッコみが怒声っぽい。
これです。
歌ネタは、はやりなんでしょうか。
おもしろければいいんですけど、自分にはピンときませんでした。
4分で歌やると話す時間が減ると思うのですが。
あれだったら、どぶろっくみたいに歌がネタみたいにしてもいいんじゃないかなあ。
練習してきたことは伝わってきましたけど、それが最初に伝わるんじゃお笑いじゃないですし。
2つめの怒声ツッコみは、どつき漫才がコンプラ的に厳しいからかなあ。
おいでやすさん当たりからなのかなあ、あれ。
なんかボケとのバランスが悪いんですよね。
大きいボケなら怒声もありなんでしょうけど、それほどでもないボケにツッコみが派手過ぎると釣り合いが取れないというか。
うるさいだけです。
とここまで書いてわかったと思うのですが、M1楽しめませんでした。
決勝エントリーの10組を見て、テレビを消しました。
どの組が優勝してもいいっていうか、もう1回見たいコンビがありませんでした。
3 なぜおもしろく感じなかったか
たぶん、出場された方々は劇場では受けているのでしょう。
最近ネタ番組は少ないようですが、そこでも受けているのかもしれません。
おもしろく感じなかったのは、受け手である自分がはやりのお笑いについていけてないから、なのかもしれません。
最近テレビ見てないので、これは見ないアピールじゃなくて残業が多いからなんですけど、それが影響しているのかもしれません。
加齢とともに、自分が親しんだ文化から抜け出せなくなりますから。
それと自分が負け組だからかなあ、上から目線の小馬鹿にするような笑いって受け付けなくなりました。
敗者復活組は自虐ネタだったんですけど、自虐が自虐になってなくてなんか嫌な悪口みたいに感じてました。
こういうところも関係しているのかなあ。
それから、錦鯉みたいな小学生でもわかるネタがなかったのも原因かなあ。
なんか、狭い層をねらった笑いのようで。
その狭い層が笑いのエリートみたいなのは、若手の頃のダウンタウンのスタイルでしたけど、あれはそういう「売り方」で希少価値を高めてただけだと思うのです。
分かっている笑いのエリート層なんて、存在するわけないのにね。
今年のコンビがそういう層をねらっていたとしても、たぶん、そういう層に入りたいとは微塵も思わないでしょう。
売れたいですからね。
4 加齢への不安
とはいえですよ。
こういう番組で素直に笑える人は、楽しい人生を送っていると思うのです。
そして、そういう人にわたしはなりたい。
だから、今年はある意味自分にがっかりしています。
これも加齢のせいでしょうか。
不安です。