数年前からやりたいと思っていた釣りがあります。
ハゼクラ。
ハゼをクランクベイトで釣るというものです。
ハゼを釣るだけならイソメのミャク釣りでいいんですけど、ルアーで釣るというところにロマンを感じています。
当然使うのは、極小クランクベイト。
一時期、管釣りに凝っていた私は、それ用のクランクを多数持っていました。
なので、すぐできると思ったのです。
というわけで、ハゼが釣れているという近所の河口に行きました。
雰囲気よし。
ハゼいそう。
さっそくキャストです。
が、実際にやってにみたら問題発覚です。
管釣り用のクランクといっても種類があります。
一番は潜る深さです。
私は、表層・中層用しか持ってなかったんですね。
通っていた釣り堀が深くなかったので。
深場はスプーンのデジ巻きで対応していたので、深場用クランクは必要なかったのです。
でも、ここは潮の影響を受ける川。
浅場用クランクじゃあ川底に探れません。
ハゼは、メバルじゃあるまし上層を向いてエサを待つわけはないし。
困った。
ということで、クランクの前にガン玉かませて、スプリットショットクランクにしてみます。
それ風の名前にしてますが、応急処置です。
さて、どうなんでしょう。
クランクの前を進むガン玉が、ハゼをけちらちそうですが。
というわけで、30分くらいねばったのですが、当たりなし。
にわか雨が降ってきたので、クルマに逃げて雨宿り。
そのうち、川変えた方がいいんじゃねって思って移動しました。
家族連れが来たので、じゃましちゃ悪いと思ったのです。
小さい川でしたので。
それで次の川に来たら釣り人なし。
ということは、おそらく釣り実績もないかも。
おまけに潜水夫さんが仕事してました。
あの地上からパイプで空気を送って、水中で仕事をする潜水夫さんです。
しかも、河口付近は工事中で立ち入り制限中でした。
なんとかできそうなところで、数投投げたのですが反応なし。
というか釣りづらい。
河口はあきらめて隣の漁港に移動しました。
ここは水深が数mです。
深いのでハゼクラを断念しました。
残念、次回またチャレンジです。
ジグヘッドとシャッドワームにチェンジして、根魚をねらいます。
極小ワームをもっていたら、ハゼもねらえたかもしれませんが、まあ今日はハゼはあきらめました。
漁港のヘチをワームの上下運動で誘います。
リフトアンドフォール。
アイナメ、ソイねらいですね。
とはいえ、中規模の河口近くの漁港です、底は泥・砂底なので、根魚は厳しいかなと思ってました。
ヘチをねらったのも、他に魚がつく障害物がないのでやったというのが正直なところ。
すると、抵抗がありました。
根掛かりかな。
今日のロッドはSULのニジマス用です。
ハゼを釣るのにパワーはいらないということで、やわやわロッドを使ってました。
やわらかい上に、根魚ロッドに比べれば胴調子なので、ホントこんなワーム釣りでは当たりをとるのが難しいのです。
巻き釣り用のロッドですからね。
なので、根掛かったなあと思ったのです。
しかし、首振りがありました。
サカナだ。
ドラグのゆるゆるにしていたので、糸が巻けません。
締め直して、巻きます。
重い。
というか、SULなので上がらないんですね。
ニジマスなら大物でもこれで大丈夫なんですけど。
管釣りは障害物ないので、ドラグで糸出しても問題ないので。
海ではそんな風にはいきません。
底に障害物なくとも、船のロープや漁港の壁カキにこすられたら、一発です。
糸、6ポンドだったかな。
まあ、なんとか底から離し、壁に近づけずに巻いてくると魚体確認です。
あれは。
なんとマゴチでした。
まさかのフラットフィッシュ。
条件考えれば確かに生息域ですが、珍しい。
ようやく釣り上げました。
ロッドと大きさ比較。
マゴチとしては大きくないのかもしれませんが、30㎝越えです。
いやあ驚いたし、うれしかった。
で、久々に仕掛けを飲み込まれました。
当たりが取れずに放置していたからね。
ペンチで外しましたが、ちょっと反省です。
リリース前提の釣りなので、気を付けているんですが。
無事、海へと帰っていきました。
そうしていたら、また雨が強くなってきました。
納竿です。
さて、クルマの中で考えました。
マゴチは何を求めて河口に来たのか?
エサですね。
イワシもいたけど、やっぱりハゼでしょう。
そっちの方が捕りやすいはずです。
釣れなかったけど、ハゼはいるに違いない。
そう結論づけました。
ねらいのサカナは釣れなかったけど、次への期待がもてる1日になりました。
ハゼ用のDR買おうかな。