ルアーは,ハードルアーとソフトルアーに分けられます。
ソフトルアーは,いわゆるワーム。
柔らかくゴカイなどのエサに似せたものです。
針にさして使うため,まさにエサの代用です。
一方,ハードルアーは,プラスチック・木材・金属で作られた固いルアーです。
ヒートンなどから針をぶらさげていて,いかにもルアーという感じです。
このハードルアーで釣ると,まさにルアー・フィッシングをしているという気分になります。
うれしさ倍増です。
今回は,ハードルアーで釣るためにしてきた工夫について話します。
1 根魚には使えなかった
私は,メバルのジグヘッドリグからルアー釣りを始めました。
今では,根魚もハードルアーで釣れることが分かっています。
当時は,ソフトルアーで釣るのが主流でした。
これは現在でもそうです。
それに,根掛かりするのが当たり前の釣りで,ハードルアーを投入するのは勇気がいります。
1個1500円前後しましたから。
なくす恐怖でハードルアーを使うことができませんでした。
ハードルアーを根魚釣りに投入するのは,ずいぶん後になってからです。
ハードルアーを使うためにした釣りはというと。
2 バス釣りで使ってみた
この釣りでした。
90年代の昔話です。
バス釣りもソフトルアーで始めたのですが,しだいにハードルアーを使うようになりました。
しかし,釣れる自信がありません。
クランクベイトやバイブレーションを買って投げてはみましたが,反応なしでした。
そこで,どうしたか。
せこい方向に進化です。
メガバスのX30みたいなごくごく小さなルアーを投げました。
これ小さすぎて飛ばないんですね。
そこで,ガン玉を糸の途中に付けました。
スプリットショットリグのハードルアーヴァージョンです。
これで,どうなったか。
釣れましたね。
すごく釣れました。
ただ,ちょっと恥ずかしかったので,人に見えないように使っていました。
セコ過ぎて。
3 ノンラトルを使う
しばらくしてノンラトルのルアーを使うようになりました。
ラトル入りはスレやすい気がしたのです。
そうしたら,普通の大きさのクランクベイトやバイブレーションで釣れるようになりました。
もうこれは目からウロコでしたね。
釣れるようになると,ラトル入りの使う場面も分かってきました。
次にスピナーベイトに夢中になりました。
透明度の低い場所では,もうこれがあれば大丈夫になりました。
調子に乗るとスレて釣れなくなりますけど。
ワーム釣りで混み合っているところでも,一人スピナーベイトで釣れました。
また透明なところなら,水面近くを引けばよいことも分かりました。
こうしてハードルアーの引き出しが増えていきました。
4 渓流ミノー
ハードルアーは釣れる。
それが当たり前になってから,渓流ミノーの使い方を知りました。
驚きましたね。
こんな激しく動かして釣れるなんて。
私の知らないハードルアーの実力があることを知りました。
今は海と渓流ばかりなので,ハードルアーといえばメタルジグとミノーばかりになっています。
新しい釣りに挑戦したい気持ちもあります。
ハゼクラとか,おもしろそうですし。
でも,未だに根掛かりでなくした時のショックが克服できていないのです。
数日,尾を引きます。
そのため,ぼちぼち試していくことになると思います。
チキンだなあ。