1 ライフプラン・セミナーとは
文字からすると、人生設計の講習会となります。
なんですけど、結論をいえば退職準備研修会です。
もうすぐ60歳なので、こういうのが開催されるのですね。
希望者参加型なので応募しての参加です。
いろいろ知識がないので、老後生活を知りたかったんです。
参加してみて、最初のイメージとちがってました。
知識中心じゃなかったですね。
2 健康保険
病院で出す保険証です。
いまは社保でして、半額しか負担していません。
半額は雇用主が払う。
そうなっています。
その分、給料減らしてるじゃないかみたいな批判をする人もいますが、まあ助かってます。
退職すると、保険証は返納します。
新しい保険証が必要になります。
とるべき道は3つになるそうです。
1 新しい社保
つまり再就職や再雇用をするということです。
働き続ける、という選択をすること。
また半額を雇用主が払います。
2 特例で延長
今の保険組合に保険料を払って延長します。
2年間は特例で入っていられるということ。
しかし、保険料は全額自分負担。
つまりは2倍になるってことです。
高い。
3 国保に入る
まあ、これが普通の選択です。
会社員じゃないんだから、国民健康保険。
当然の選択です。
ですが、高いんですね。
なぜなら負担料は前年度の収入で決まるから。
つまり、収入減ったのに収入あった時代の負担をする。
考えて見れば、社保の最初の1年、社会人1年生の頃は安かったわけで、理屈としては損してないんですけど、人間収入なくなるとそうも考えていられないわけです。
そして半分負担してくれる会社もない。
で、社保の延長と国保とどちらが安いか計算しなくちゃいけないわけです。
どうも事務部に頼むとやってくれるみたいですけど、今後自分のことは自分でしなくちゃならないわけで、自分でやるのがよさそう。
余談ですが、確定申告の仕方も知っておかないと損するそうです。
還付があるからね。
4 所感
いやあ難しいですね。
その人の状況によってこれがいいってのが変わるようです。
まあ、わたしは扶養がいないのでそこは考えなくていいのが楽。
社保は扶養者は保険料払いませんけど、国保は個人加入なので扶養者の保険料もかかる。
とまあ、こんな具合でケース別事例が多すぎます。
いかに人に自分のことを任せきりにしてたか感じます。
まあ、保険料の半額以上を自営で稼げば、マイクロ法人をつくって社保にするって道もあるようですが、副業のあてもないですしねえ。
収入がなくなれば国保も安くなるんですけどね。
3 年金支給年齢
永遠の課題、いつから年金もらうか問題です。
これを決めるには、大きく3つの要素がからむんですね。
1 いつまで働くか
再雇用なり再就職なり、形はいずれにしても働き続ければ年金は後回しにできるってことです。
60歳以降は、どうしたって給与は減るし、無理はできない。
なので難しい判断なんですよね。
それと、ストレスある職場はもう無理ってのが本音。
我慢してもいいことないですからね、絶対。
わたし個人として考えると、今と同じ職場環境だったらやめるかなあ。
体もたないですもの。
働き方探さないといけませんね。
2 健康寿命
次にこれです。
今、年金支給年齢75歳まで下げられるようになりました。
でもですね。
男性の健康寿命って、75もないんですよ。
お金は健康なうちにほしい。
全部介護や治療に使うんじゃなくて、趣味や旅行にも使いたい。
そう思います。
とすると、いくら支給額が増えるからといっても体動かなくなるまで遅らせてもねえ。
自分の健康なんてわからないですからね。
3 資産
資産っていうか、まあ所持金ですね。
繰り下げる権利があるっていっても、現金がなきゃ生きていけないわけです。
お金は、取り崩す、働く、増やすの3つ以外で得られないわけで。
働かないけど貯金もなかったら年金もらうしかないわけです。
考える余地なしですね。
とまあ、3つの要素をあげましたが、多くの方が65歳からもらっているのも分かります。
自分の寿命が分からない以上、考え込まないって選択してるのでしょう。
後ですね。
年金の支給額が上がると、保険料や税金も上がります。
なので、遅らせて上げればいいってものでもなかったりします。
厚生年金の平均受給額は16万ちょい、年額200万弱ってところです。
これだとまあ、税金は安い。
社保料金は、介護保険料とかもあるからけっこう取られますけど。
繰り上げも繰り下げもしない人が多いのは、考えるのがだんだん面倒くさくなるからかもしれません。
4 生きがい
セミナーでけっこうな時間を割いていたのが「生きがい」でした。
老後の「生きがい」。
今さらって感じもしますが、重要らしいです。
つまり、張りがないと早く老けちゃうらしいです。
楽しく笑って生きる。
ということが、健康にもつながるそうです。
仕事、働き続けるのも、人生に張りをもたせるため。
という視点が必要なそうでした。
それで、趣味や社会とのつながりなどを振りかえさせられました。
まあ、経済的基盤はなきゃいけないんでしょうけど、その上も必要。
パンのみに生きるにあらず。
そういうことなのかなあ。
知識も得たんですけど、重要なのはそこじゃない。
というわけで、退職後に何をするか、あと数年考えなければならなくなりました。
とりあえず75歳までどう過ごすか、ですね。