ギスカブログ

 読書しながらスモールライフ「ギスカジカ」のブログ

読書感想「お金が増える 米国株超楽ちん投資術」

マネー本です。

FIRE界隈では有名な「たぱぞう」さんの本です。

普段、マネー本なんぞ縁がないのですが、これは無料なので読みました。

そう、ただなんです。

どうして無料で読めるのか。

私はイデコを楽天証券でやっているのですが、楽天証券に口座を持っていると会員限定でマネー本が無料で読めるのです。

とはいっても期間限定で、楽天のコボ使わないと読めないのですが。

ただなら読んでみようと、コボをダウンロードして読み始めました。

投資の難しいことは分からないのですが、「たぱぞう」さんの投資人生がおもしろくてどんどん読み進んでしまいました。

マネーの知識にはなりませんが、おもしろかった所を紹介します。

1 投資にかける人生

社会人になってから、ずっと投資に人生をかけているたぱぞうさんがおもしろい。

1点集中投資というダメな投資法から始めているところもおもしろいです。

それで、投資そのものはよく分からないのですけど、とにかく得たお金を最優先で投資にまわる生き方が潔い。

クルマは中古のボロでもかまわない。

外食はできればしない。

いやあ、突き抜けていておもしろい。

そして、結婚相手も同じような経済観念の人を選ぶと。

すごいなあ。

若いときは、なんのかんので容姿に惹かれるものだと思うのですが。

まずは、経済観念なんですね。

確かににたようなというか合わせられる人じゃないと生活成り立たないでしょう。

ここまで割り切って生活すると。

太陽光発電に投資した話もおもしろかった。

なんのかんので株は、よっぽどのクソ株じゃないと0にはならず、下がっても資産といえますが、太陽光発電なんて民主党の再生エネルギーの政策がなきゃ金にならなかったですものね。

案の定、電力会社が巻き返して買い取り価格下げられていますもの。

勝算はあったのでしょうけど、よく決断したなあ。

太陽光の施設の草刈りをする話もおもしろかったです。

決断の人って感じですね。

2 放っておく投資

たぱぞうさん自身は、いろいろな投資をしているのでしょうが、人に勧めるのは投資信託などです。

基本、買ってから放っておくような投資です。

売り買い売り買いをするような投資は勧めていません。

そりゃあそうだろうなあ、と思います。

買うときは、まあ勢いで買うのでしょうけれど、売るときっていうのは難しいと思います。

上がればもっと上がるんじゃないかと思い、下がればまた上がるんじゃないかと思う。

結局、いつまでも売れない、売らない。

こういう心情が普通だと思うのですね。

だから、買いっぱなしでいいインデックス連動の投資信託を勧める。

なるほどなあと思います。

勧めるのは米国株です。

米国が経済発展を続ける限り、損はしない。

そういう仕組みになっているのだとか。

日本と違って、米国は現在もこれからも発展する期待が高い。

こういうことだそうです。

とはいっても、インデックス連動のリターンは年4%ぐらいだとか。

ないに等しい銀行金利に比べれば相当いいですが、株でもうけたという華々しさはありません。

地味に増やす株式投資といった感じです。

たぱぞうさんの資産形成は地味とはいえないと思うのですが、自分と同じ道は勧めない。

こういうところもおもしろいです。

本人いわく、自分は何も知らずに投資してきたようなもの、なのだそうです。

正直にこういってしまうのですね。

やっぱりおもしろい人です。

楽天証券は投資マインドを高めることをねらってこの本を無料公開しているのでしょう。

ですが、読んだ私は投資マインドは上がらすに、人と違ったおもしろい人生を歩んでいる著者への興味というマインドが高まりました。

若くして成功する人って、やっぱり魅力的です。

投資を勉強したい人は、ぜひ本書を手にとってください。

具体的な事例が載っていて、とても参考になりますよ。