介護保険やら医療控除申請やらで,お金に関わる制度にあまりに無知だと実感しました。
ある程度は学ばなければいけない。
そう思い,読書することにしました。
しかし,入門的に分かりやすい本がなかなかありません。
そうしているうちにこんな本を見つけました。
「知らないと損をする国からもらえるお金の本」
いやあ,露骨ですね。
まあでも,取りかかりにはいいかもしれません。
読んでみることにしました。
1 「病気・けが」に関するもの
まずはこのジャンルです。
特に介護関係に詳しくならないと。
介護に関わる制度は6つありました。
「介護休業給付金」
「高額医療・高額介護合算療養費制度」
「介護補償給付」
「介護保険制度」
「高額介護サービス費」
「自治体独自の介護サポート」
最後は自治体によるので,これは調べてみてくださいという紹介でした。
それぞれをみていくと,やっぱり知らないことだらけです。
例えば,介護休業給付金は雇用保険に入っていないともらえません。
まあ,公務員以外の会社員なら入ってるでしょうし,パートも労働時間によって加入しなければならないはずですので大丈夫でしょう。
でも,雇用保険は失業手当だけじゃなかったんだなあ。
驚き。
「高額介護サービス費」も国の制度だったんですね。
介護保険の上限を超えた時に,収入によって補償される制度です。
まあさすがに全額とはなりませんが,かなり助かる制度ではあります。
共働きを増え,被介護者をみる人がいない家庭にはうれしい制度です。
知っておかないと,介護サービスを「今月はもう利用できない」となるかもしれません。
これはかなり助けになる制度ですね。
やっぱり,知識は大切です。
でも,この中で最も大切なのは「介護保険制度」です。
これほんと難しいので,何回もパンフレットを読んでいます。
ケア・マネージャーさんの話を正確に理解しないと,とんちんかんな要望をしてしまいますから。
どこまでが保険で利用できるかをきちんと知ることが大切です。
2 「老後」に関するもの
年金はさすがにいろいろ調べているのである程度の知識はあります。
繰り下げ受給は70歳で受給にすると最大で42%増額になります。
まあ今後改悪されないとはいえませんが,働けるのであれば繰り下げたい感じです。
それから高齢者医療制度は知ってないといけませんね。
これも難しいのですが,負担の限度額を知らないとたいへんなことになります。
この間,母が入院したのでお世話になりました。
それで,だいたいの概要は分かったのですが,もし知らなかったらかなりの不安を覚えたことでしょう。
高齢者は民間保険に入っていることが少ないと思います。
でも,公的制度のおかげでずいぶんと助けられると思います。
この制度については,病院の事務が教えてくれることと思います。
でも,やっぱり自分で知っておくことは大切です。
3 その他
出産育児一時金とか児童手当とかは,子どもがいるのでさすがに知っていました。
でも埋葬料は知らなかったなあ。
人生のおしまいまで支援していただけるなんて。
まさにゆりかごから墓場まで。
こんなところまで制度を作っているなんて驚きです。
まあ,お金がなくて埋葬できないと大変だからという意味もあるのかな。
死体遺棄って確か罪じゃなかったかな。
しかし,困っている人がいるから,その度に制度を作ってきたとは思うのですが,ほんと複雑ですね。
ただ,ほとんどは弱者救済のためというのは分かりました。
相互扶助の精神を忘れないようにしたいと思います。
日本は,思ったりよりよい国だなあ。
そんな考えがよぎりました。
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