若い頃からしている貯金に財形貯蓄があります。
これ若い頃意味が分からなかったのだけど、貯金は大切だからと始めて今まで続けています。
今となってみては、やらなくともよかったなあと思ってます。
1年に2回通知が来るのですが、今日届きました。
それで、改めてこの制度について、調べてみました。
1 3種類の財形貯蓄
財形貯蓄には、3つの異なる貯蓄があります。
一つめは、「一般財形」。
これはただの天引き貯金です。
なんの優遇制度もありません。
ただの定額貯金です。
利点は天引きで知らず知らずに貯まるということだけです。
二つめは、「年金財形」。
これは5年以上継続して行い、5年以上継続して払い戻すことにより利子の非課税を受けることができる財形です。
まあ自分年金というか老後貯金というか、そんなものです。
非課税については後ほど述べます。
三つめは、「住宅財形」。
これは、持ち家を建てたりリフォームしたりすることを目的とした財形です。
持ち家やリフォームに使う分には非課税の優遇制度があります。
2 非課税について
年金財形と住宅財形の非課税には、いろいろと制限があります。
持ち家取得等や年金利用など目的がきちんとしている場合に非課税なのです。
といっても両方合わせて550万円までです。
元利合計で550万円です。
家を建てるにしても少額ですし、老後の年金として5年なら1年あたり110万円。
つまり、一月10万以下ですね。
ところで大事なところなのですが、年金財形と住宅財形は、合わせて550万円までで、二つ限界までやって1100万円非課税だ、とはならないのです。
なんとまあ。
なので焼け石に水程度なのですが、非課税ということで住宅財形の払い戻しの際に領収書とかいろいろ必要です。
手続きは厳格なのですね。
ちゃんとそろえなければ目的外ということで、一般財形と同じく利子をとりますよと。
まあ、こんな制度です。
貯金が財産形成の柱だったころの名残みたいな制度でしょ。
ザ・昭和って感じです。
3 現実どうするか
さて、私は後数年で退職で、めだたく勤労者ではなくなるので、財形貯蓄はそこでおしまいということになります。
なので、今さら別の金融商品に買い換えるということはしないで、そのまま続けようかと思います。
正直いうと一般財形はやめてもいいんですけどね。
住宅はもしかすると介護リフォームとかがあるかもしれないので、とっておきます。
それにしても利子の優遇といっても、住宅0.02%の利子に対する優遇なんですけどね、現在は。
ちなみに一般の利子は、0.015%です。
もうびっくりするくらい少額ですよ。
貯蓄から投資へというのも分かります。
昨今の株価の落ち込みでそれも難しくなってますけど。