1 はじめに
アメリカのインフレ率が激上がりだそうです。
日本の物価も上がるとか。
それで,FRBは金利を上げるとのこと。
金利上昇は世界の流れ。
しかし,日本の金利上昇は難しいとか。
今日は,一庶民として金利について考えます。
2 預金金利がほぼない
銀行に預金しても金利つきませんよね。
2022年1月現在,ゆうちょで0.001%です。
これつかないっていってもいいくらいですね。
ほかも似たり寄ったり。
最高であおぞら銀行などの0.2%です。
で利子からも所得税20%くらいとると。
すごいなあ。
所得税とる意味あるのかな。
90年代中頃に1%を下回ってからは,もう利子って何?という感じです。
わたしは若いころからゆうちょの定期貯金に預けっぱなしで10年経ったら預け替えをしてきました。
しかし,ついに前回預け替えを止めました。
普通預金と変わりませんものね。
で,株式運用とかを考えるというか勧められるわけですが,できれば預金金利上がらないかなあと思うわけです。
でも,上がりませんね。
菓子パンとかどんどん小さくなってるし,実質物価は上がっているように思うのですが。
なぜ,なんでしょう。
3 銀行の金利があがらないわけ
日本の金利の大本は日銀が決めます。
公定歩合が廃止されて久しいですね。
いまは無担保コール翌日物金利というのが基準だそうです。
で,これが2016年からマイナス金利だそうです。
つまり,預けた次の日に引き出すと金額が減ると。
こういうわけです。
銀行が儲からないわけだよなあ。
まあ,日銀にしてみれば日銀に預けて増やすんじゃなくて,企業に貸し出して儲けてねってことでしょうけど。
こういうわけで銀行が儲からないので金利が上がらないのでしょう。
そもそも銀行は,手数料で利用者からお金とろうとしていますからね。
4 日銀が金利を上げないわけ
本来,インフレがおきそうならばお金の価値を高めなくてはいけません。
日銀が金利をあげて,世間からお金を銀行に集めるようにしないといけないわけです。
でも,できません。
なぜか。
金利を上げると財務省が困るからです。
国債を大量に発行してますね。
国債を買ってもらうためには,利子を払わなければなりません。
この利子が高騰したらどうでしょう。
財政パンクです。
予算の大半が利払いだあ。
というわけで,国の財布が火の車!
上げるの無理だよなあ。
こういうわけです。
でも,景気が回復すればすべてよくなるはず。
何ですけど,景気をよくするためにはインフレ率も抑えなくてはならないわけで。
庶民が考えじゃあもう無理ゲーなんだよなあ。
頭のよい人,解決策ないですかね。
5 物価は上がる
さっきパンの話をしましたが,輸入物は価格が上がります。
日本の状況関係ないですからね。
輸入元の国の価格が上がれば連動するわけです。
高かったら買わなきゃいいじゃない。
他の国から買ったらいいじゃない。
そんなわけにいかないのはご承知のとおり。
替わりがきかないものもあるわけです。
食料とか燃料とかね。
国際情勢で物価が上がり,国内事情で給料と利子が上がらない。
そして絶望の円安です。
これスタグフレーションじゃないですかね。
どうなるんでしょう。
6 最後に
日本て80年代までの遺産でなんとかやってきたような気がするんです。
が,今度という今度はどうなんでしょうか。
庶民はどうやって生活を防衛すればいいのかなあ。
ものすごく円安になって,それこそ1ドル360円ぐらいになったら,また輸出で儲かるのかなあ。
まあ,そうなったら日本の資産価値爆下がりで,円が紙くずに~ってならないとも限らないし。
金利について考えたら,先行きの不安ばかりになってしまいました。
いいアイデアないですかね。
ほんとに。