1 LowGって何?
今年は、ほぼLowGで弾いていました。
「LowGって何?」
という方のために簡単に説明します。
ウクレレの4弦はG音(ソ)なのですが、通常はこれが1オクターブ高いのです。
たいていの弦楽器は1弦が1番高くそこから2弦3弦と音が低くなっています。
ウクレレだけは、ほんとうなら1番低い音の4弦が高音になっているのです。
なんでそんな変なことになっているのか。
理由は定かではありません。
ジャカジャカとストロークで弾く時に、上から弾いても下から弾いても同じようなかわいらしい音が出るようにしている。
という説が有力です。
こうすると3弦のC音が1番低い音となります。
伴奏の時はそれでいいんですが、ソロ演奏の際にもっと低い音がほしくなるんですね。
それで、4弦を1オクターブ低くする弦を張る。
これがLowGというわけです。
そういうある意味ウクレレらしくないLowGで弾いていました。
2 ソプラノウクレレとソロ曲
LowGにしているということは、ソロ曲ばかりを弾いていたということになります。
昨年までは、ジャカジャカ伴奏ばかりを弾いていたのですが、気分が変わりました。
落ち着いたというか、活力がなくなったというか。
まあ活力がなくなったは冗談なんですが、ジャカジャカ弾く気分じゃなかったってことです。
逆にソロ曲を弾きたくなっていたという感じでした。
練習した曲は、最近はクリスマスソングばかりでしたけど、暖かいころはブルー・ハワイとかフライ・トゥ・ザ・ムーンとかの古い定番曲を弾いていました。
ころころした音で弾くソロ曲は、楽しかったですね。
LowGだと、ウクレレの明るい感じは残しつつもクラシックギターっぽい雰囲気がでます。
ただ、ずっとソプラノウクレレでやっていたので、指板の狭さに指が耐えられなくなってきてました。
ウクレレのD、ギターでいうとAのロー・コードを押さえるときに、わたしは指を3本使います。
(1弦開放、2弦2フレット、3弦2フレット、4弦2フレットを押さえます。これギターだとフレット間が広いので楽なんですが、ウクレレでやると混み合い具合が半端ないです)
要するに、指の第1関節がエビ反りしないのでわけて押さえているのです。
なんとか音は出るものの、きついきつい。
3弦と4弦を薬指でまとめ押さえをし、2弦を中指で押さえるパターンも試みたんですが、確実性に欠けるというか。
練習すればなんとかはなるんでしょうけど。
というわけでソプラノウクレレに限界を感じていました。
ちなみにヤマハのギタレレももっているので、こちらでも演奏していたんですが、ストロークの時に(ソロ曲でもあるんですよ)5弦6弦ミュートがめんどうなので、ウクレレに戻っていました。
それとギタレレはウクレレよりも弦間が狭いので、ちょっとニュアンスが違ってくるということもありました。
3 テナーウクレレ購入
断捨離を進めていることもあって、新たなものを購入するのはひかえていました。
しかし、それも限界。
ついに、年の瀬も押し迫った12月。
テナーウクレレを購入してしまいました。
ガーン。
人間の欲ってこわい。
と反省するのもつかの間、弾いてみたら楽だし響きはいいし。
購入正解!
となってしまいました。
ちなみにソプラノウクレレは思い出の品であるため断捨離はしません、できません。
メインから引退という感じです。
さて、購入したのはこちら。
島村楽器さんのハナレイです。
これは中国製なのですが、アカシア単板で作りもいい。
弾いてみて響きも良かったです。
後、実際に持ってみたらヘッドが小さくてそこもよかったですね。
弦はアキーラ弦というものを使っているのですが、これの響きもいいですね。
茶のナイロンもよかったんですけど、アキーラはより張りのある音がでます。
すっかり満足しました。
島村楽器オリジナルは人気がないようですが、楽器そのものの作りはいいです。
お手頃のテナーウクレレをお探しの方にぜひお薦めします。
詳しくはこの紹介動画をご覧ください。
4 まとめ
今年、このブログでウクレレを取り上げることは少なかったです。
取り上げるというか発信するだけの何かがなかったというか。
つまりは、まだウクレレが上手じゃないからだと思います。
2023年は、ウクレレについてもっと語れるようになればいいなあ。
動画があげられるようになりたい。
そう思って今日もウクレレを弾いています。