1 はじめに
今日ウクレレのLowG弦を買いました。
出張で楽器店がある町に行ったので,仕事帰りに買ったのです。
なぜか。
ちょっと弾きたい曲があったからです。
ギタレレではなくウクレレで,です。
2 松田聖子
松田聖子さんの印象は世代によって異なると思います。
私は,全盛期に10代でした。
正直にいうと,洋楽ロック少年だったのでそんな聞き込んだわけではありません。
でも,口ずさめる曲はいくつかありますし,友達も先輩もまわりはみんな聞いていました。
今考えると,何がよかったのかはっきりしません。
そんなに飛び抜けたところがある歌手ではなかったと思います。
まあ,歌はうまかったと思いますけど。
時代に合っていたとしかいえない部分がありますね。
3 赤いスイートピー
それで,ウクレレで弾きたいと思った曲がこれなんです。
赤いスイートピー。
売れた曲ではありますが,今となっては同時代を過ごした人以外思い出せない曲ではないでしょうか。
もしかすると評価高いのかもしれませんけど。
私は,この曲でなぜか高校の部活の合宿を思い出します。
練習ではなく下働きばかりしていた,今では考えられないような部活でした。
その寂しい気持ちと重なっています。
曲自体はそんなに寂しい曲じゃないんですけどね。
4 弾きたくなったわけ
弾きたくなったのは,神田沙也加さんが亡くなったからです。
いろいろ詮索が始まっているようですが,あまり背景を知りたいとは思いません。
そういうニュースや番組は見ないようにしています。
お母さんが結婚したニュースもご本人が生まれたニュースも芸能人になったニュースも何となく覚えています。
アナと雪の女王もね
そんな方が亡くなったことに時代の流れと虚しさと,そして何とも言い表せない気持ちになってしまいまして。
決してファンだったわけではないのですが。
それでお母さんの曲を弾いてみたくなったのです。
HighGの状態でも弾いていたのですが,指定LowGなので正式なチューニングで弾いてみたくなったんです。
加齢による感傷だとは思います。
5 最後に
自分が若いときには,まったく分からなかった感覚です。
自分より若い人が亡くなると悲しくなるのです。
その方を悼む気持ちに加えて,何ともいえない気持ちが生じるのです。
馬齢を重ねていることの虚しさなのか,同時代性の喪失感なのか。
とにかく寂しさでいっぱいになるんです。
安らかにお休みください。
合掌。