今はもう聞かなくなりましたが,五月病といわれる症状がありました。
新しい環境に入って1か月,何とか慣れようとしてきたけれども疲れてしまって,何をするにも気力が出ない。
そんな症状のことです。
だいたいゴールデン・ウィーク辺りから顕在化します。
それで,五月病というわけです。
現在,これが取り上げられないのは,年がら年中不適応になっている人が増えたからでしょう。
別に五月に限らないというわけです。
とはいえ,新しい環境に慣れることができない人も多いわけで,やっぱり五月に罹患する人は多いと思います。
と,人ごとみたいにいってますが,自分がその五月病になったのではないか,と思ってます。
とにかく疲労感が強い。
朝起きて,出勤するまでがつらい。
こんな日がずっと続いています。
どうしてこうなったのでしょう。
自分なりに考えてみました。
一つ目は,職場で気を遣いすぎているということです。
新しい職場の方は,くせのある方もいますが,だいたいいい方が多いと思います。
なので,つきあいにくいということはないのです。
とはいえ,まだ親しい仲でもないので,遠慮や気遣いというものはあります。
気楽にしゃべれる感じではないのですね。
これがストレスを貯めているように思います。
仕事場は仲良しをみつけに行くところではない,ということには同意しますが,人間なので,そうそう割り切れるものでもないのでしょう。
二つ目は,将来への不安です。
もうすぐ退職の私に将来もないものだ,という意見はもっともです。
しかし,それでも退職後の生活には不安があります。
介護生活に入った親がどうなるのか。
生活費はどれくらい要るのか。
退職後に仕事はあるのか。
自分の健康はどうなるのか。
そういったことの一つでも確定していればいいのですが,どれもはっきりしないものばかりです。
ほんと,どうなるか分かりません。
分からないのだから開き直れ。
そういう助言には,確かにそうだと思うのですが,そこまで割り切れるほど精神がしっかりしていないのです。
一体,どうなるのでしょう。
三つ目は,これは単純に体力の衰えだと思います。
ほんとうに走れなくなりましたし,登り階段で息が乱れるようになりました。
体も順調に硬くなっているようで,かがんだりひねったりすることに抵抗を感じています。
クルマをバックする際に,振り向いて後ろを向くのがつらくなりました。
その他,気づいていないだけで,いろいろ衰えていると思います。
そういうことを補った動きをしていることで,疲れが残るのではないかと考えています。
年齢なりのトレーニングを続けるべきなのでしょう。
少し頑張って体を動かしたいと思います。
いろいろ原因を考えましたが,疲れた原因を追究するよりも,疲れを貯めないようにどう生活していくかの方が大切に思えてきました。
おおっ!アドラー心理学のようですね。
何ができるか,少しずつ考えて取り組んでみます。
それから,連休はとりあえずゆっくり休むことにします。
睡眠時間は十分に取りたいなあ。