1 バズベイトって何
バス用のルアーにバズベイトというものがあります。
こんな形。
変ですよね。
これは引くと水面に浮いて、上のプロペラが水面をかきまぜます。
引くのをやめれば沈みます。
使い方は水面を引いて、水をプロペラでかき混ぜながら寄せてくる。
こういう使い方です。
これで釣れればかっこいい。
そういうルアーです。
２ 釣ったことはない
でも、私はこれで釣ったことがありません。
なぜか。
使わなかったからです。
では、なぜ使わなかったか。
釣れる気がしなかったからです。
そもそも水面での釣りが苦手、というか釣れる気がしないのですね。
トップ（水面での釣りをバス釣りではこういいます）は、釣ったというより釣れたって感じがあるだけです。
落ちパクとかです。ポッパー投げて水面落ちたら喰ってきたとか、そういうの。
釣ったんじゃないです、これ。
なので、一応１個はもってたんですけど、釣りに持っていくことがありませんでした。
３ スピナーベイトを浅く引く
それなのに、何で急にバズベイトに興味がわいたのか。
水草なんですよ、原因は。
久しぶりにある池によって釣りをしたんです。
そこは蓮が多いところでして、それでもクランクを引けるくらいはすき間があったんです。かつては。
ところが蓮を伸ばし放題にしたようで（蓮の花がきれいに見えるように整えることもあるんですけど）、池一面が蓮。
まあ、ワームをすき間に落とせば釣りはできるんですが、そういうのはしたくありませんでした。
かろうじてルアーが引けそうなところを見つけたんですが、ここも水面近くまでキンギョモが生えてました。
トップ系の持ち合わせがなくスピナベを浅く引いたんです。
いわゆるガーグリングとかバジングとかいう引き方です。
簡単にいうとガーグリングは水面がもこもこと盛り上がるくらい水面近くを引く引き方で、バジングはもう水面に時々出しながら引くやりかたです。
まあ釣れませんでした。
ちょっと沈めると藻がからみますし。
それで、ここまでやるならバズベイトを引いた方が早い。
という考えに至ったのです。
４ バズベイトを引く
それで、別日にバズベイトを持って、というかバズベイトしか持たずに釣りに行きました。
ポッパーとかスイッシャーとかもってけば応用も効くのに。
と考えるのが普通ですが、バズベイトを習得したかったので、ボウズ覚悟でそれのみです。
釣りそのものは快適です。
まず藻はからみません。
何なら水面まで藻が浮いてるところでもからみません。
プロペラで避けているのでしょうね。
で釣果はというと、０です。
釣れませんでした。
いいわけをすると何回かバイトはあったんです。
ただ針がかりしなかったといいますか。
アシストフックを付けようかと思ったんですが、そうすると藻にからみそうなのでやめました。
ゆっくり引けばとも思ったんですが、ゆっくり引くと沈むのでそうもいかず。
釣り方の修行が足りないのですね。
スピナベに似ているようで使い方が違うというか。
難しいですね。
５ バズベイトのくせ
わかっていたんですけど、ちょっと気になるくせがあります。
まず、バズベイトは直線では引けないということ。
プロベラが回転する方向と反対に少し曲がります。
プロペラの回転、上半分が水面に出ているので一方向から推され続けているような感じです。
これけっこう強くて、ロッドを傾けたくらいでは修正できませんでした。
水中を進むスピナベとは違う感じです。
次に、フックが水平だということです。
ショートバイトと関係すると思うのですが、針先が斜め上を向いている方が掛かりやすいと思うのです。
バスベイトの針先は進行方向を向いています。
ショートバイトの要因がここにもあるように思いました。
スピナベもそうでしょ。
という方がいるかもしれませんが、ちがいます。
スピナベの針は上を向いています。
ブレードが水圧を受ける関係でブレード側の針金が水平になろうとするんです。
したがって、ラバー側（つまり針側）が少し立つんですね。
引いてみると分かります。
結局、速度制限もあり、ルート変更も制限ありというルアーなので、コース取りとキャスト能力がすべてな感じですね。
それに、もしかすると何ですが食性じゃなくて追い払おうとして釣れているのかもしれません。
そうだとするとイライラするように引けばいいのかなと思いました。
５ これから
急激に寒くなったので、バズベイトというかトップの出番は今年は終わりかもしれません。
寒くなると水面を意識しなくなりがちなんですね、バスって。
なんですが、釣りに行ったらとりあえず最初に投げて練習したいと思います。
扱う練習が必要だと思いますし、万が一バイトがあればその日は活性が高いということが分かりますから。
