1 ミノーというルアー
ミノーとは、ルアーの種類の1つです。
元々はヨーロッパの淡水にいる鯉科の小魚で、それをモデルにしたルアーをミノーと呼んでいるのです。
日本でいえば、モロコとかハヤというルアーってことでしょうか。
このミノーっていうのは流線型でして、いわば釣りをしない人が思い浮かべるルアーのような形をしています。
ルアーの基本。
そんな形です。
実際、魚を模したルアーをプラグっていうのですが、それの原型みたいなものです。
なんですが、そんなに使われないルアーでもあります。
釣り場で最初に結ぶルアー、ではない可能性が高い。
わたしはシーバスやらないんで、そのジャンルはわかりませんけど。
そんなわたしが使うプラグNo.1は、クランクベイトです。
淡水はクランクベイト。
バスでもトラウトでもクランクベイト。
海でハード系ルアーを使うときは、メタルジグ。
ミノーの出番はないんですね。
でも最近、あるミノーにはまっているんです。
それは、ラパラのカウントダウン。
2 カウントダウンという技
ラパラのカウントダウンについて話す前に、カウントダウンについて話します。
プラグは比重の違いで3種類に別れます。
水に浮くのがフローティング。
水中で止まるのがサスペンド。
水に沈むのがシンキング。
それぞれ使い方が違うのですが、ラパラのカウンドダウンはシンキングです。
カウントダウンというのは、水に沈むルアーで使う技です。
そもそもカウントダウンとはどういう意味か。
1・2・3…と数を数えるのがカウントダウン。
シンキングルアーを投げた際に、着水と同時に数を数えます。
1・2・3…とルアーは水に沈んでいきます。
そして、自分が狙った水深に到達したときに巻き始める。
この数を覚えてれば、いつでも同じ深さから巻き始められる。
つまり、魚が居るであろう水層を引くための技。
それがカウントダウンです。
ラパラのカウントダウンとは、そういう技を使うために作ったミノーということになります。
3 カウントダウンの使い方
カウントダウンというのは、どのルアーの教科書にも書いてあることで、ルアーマンはみんな知っている常識なんですが、実は現場でそんなに使わない技だったりします。
トラウトの管釣りでスプーンを使うときはよく使いますが、それ以外ではどうでしょうか。
管釣りでも魚が見えてるところでは使いません。
居る層がわかってるなら、そこ引けばいいですし。
ルアーが泳いでくる層は、ルアーの重さとリップの抵抗、リールを巻く速度でほぼ決まります。
なので、ルアー選んで、巻く速度(つまりルアーを泳がせる速さ)を決めたら、底からスタートしようが水面直下からスタートしようが、ほぼ同じ深さを泳いできます。
巻き始めは違いますけど、しばらく泳がせたら同じです。
ということがあるので、スプーンのようにリップがないルアーの場合はある程度、泳層変えられますが、プラグの場合はあまり変わらないので、カウントダウンはそんなに使いません。
障害物に隠れている魚、バスなどの場合は特にそうですね。
じゃあ、ラパラのカウントダウンはどう使っているんだ?
という話になりますが、わたしの場合はバイブレーション・プラグといっしょです。
ようは着水したらゆっくりまく。
それだけです。
4 ラパラ・カウントダウンの優秀性
ラパラ・カウントダウンの動きの特徴はなにか。
1つは、安定した揺れです。
このルアーはローリング(前から見て左右に回転するような動き)もウォブリング(真上から見て回転するような動き)も控え目です。
どっちもあまり大きな動きはしません。
ただ、遅く動かしてもしっかり動きます。
早く巻いてもあばれません。
つまり、速度によって動きが変わることが少なく、安定して泳ぎます。
ということは、トゥイッチやジャークなど竿であおっても、動きを変えることはありません。
そういうことをしても、ちょっとおじぎするくらいです。
ということは、ロッドアクションをせずに、魚にアピールできる速さで巻き続けるのがよいことになります。
実際、カウントダウンはただ巻きで使うルアーです。
なんかつまらなそうでしょう。
でも、ですね。
この安定した泳ぎが魚に効くんですね。
たぶん、警戒心を抱かせにくいんでしょうね。
ただ巻きを繰り返すだけで、魚を連れてくるルアーなんです。
非常に優秀です。
5 大きさをどうするか
カウントダウンには、様々な大きさがあります。
最小は1cm。
CD1と呼ばれています。
最大は11cm、CD11ですね。
で、どのサイズを使っているかというと、わたしはCD5、5cmサイズです。
ちなみに重さは5gなんだとか。
ちょい小さめのカウントダウンを使っています。
海とバスと渓流でカウントダウンを使うのですが、どこでもCD5がちょうどいい感じでした。
ベイトリールでも十分飛びますし。
魚に警戒心を抱かせず、かつ魚が見つけやすい大きさ。
それがCD5だったということです。
もっと大きい魚、シーバスとかを狙っている人は、大きいサイズを使うのかもしれませんが、わたしにはこれがベストです。
ちなみに管釣りだとCD1を使っています。
いますが、あんまりいい結果が出ていません。
管釣りだと同じような使い方のルアーとしてスプーンがあり、スプーンの方が管理釣り場のトラウトにはいいんですね。
なのでCD1はスプーンの控えになってます。
6 バルサ製について
カウントダウンは、今どきめずらしく大量生産なのに木製です。
バルサ製のルアーです。
木製は浮力が強いからアクションがきれいに出るとかいわれますが、わたしにとってそれは重要ではありません。
木製のよさ、それはサイレントだということです。
低アピールなんですね。
これがそこに居る魚に効くんだなあ。
何回でも通せますしね。
逆に魚を寄せる力は弱いことになります。
初場所とか魚が居るか居ないか不安なときには使いにくいということもあります。
ありますが、サイレントなルアーはいいんですよ。
信頼度が違う。
魚が居るかどうかは、別の方法で探ればいいんです。
食わせるルアーはこうでなくちゃいけません。
6 実釣
それで最近のラパラCD5の釣果はどうかというと、ポツポツ釣れてます。
ウグイとかバスとかですけど。
安定してますね。
欠点は、飽きちゃうことかな。
CD5は信用できるから、比較的投げ続けられるんですけど、ずっとただ巻きやってると飽きちゃうんですよね。
それで別のルアーに結び直しちゃうという。
釣れないムーブをしてしまうのです。
人間、同じことを長く続けられないんですね。
変えたから釣れるってわけじゃないのに。
でもCD5は信用できるルアー。
何度も結び直して、釣りの最後に竿先から垂れている率は高いんだよなあ。
