ウクレレのチューニングは,なかなか難しいですね。
いろいろな器具を使って,なんとかやっています。
ウクレレのチューニング法についてお話します。
1 音叉を使う
私はギターから始めているので,A(440Hz)の音叉に慣れています。
ギターならば5弦の開放がA音です。
ウクレレも1弦の開放がA音です。
なので音叉を使って調弦してみました。
これはできないことはないのですが,やりにくいです。
高い方の弦に合わせて低い方の弦を合わせるには,低い方の弦を押さえて音を出します。
その合わせが面倒くさいのです。
ギターなら6弦だけなのであきらめるのですが。
ハーモニクスを使えば,押さえなくともよいのですが,弦長が短いのでハーモニクス・ポイントがシビアです。
まあ慣れだと思うのですが,音叉はやめにしました。
もっと簡単なやり方があるはずです。
2 ピッチパイプを使う
次にピッチパイプを使いました。
ギター用ももっていなかったので,ウクレレ用を購入しました。
ハイG用です。
まあオクターブちがうだけなので,ローGでも使えますが。
ピッチパイプとは,特定の音を出すハーモニカです。
ウクレレの4つ弦それぞれの音を出します。
ハーモニカの音と弦の音は音質が異なるので,初心者は聞き慣れるまで時間がかかるかもしれません。
でもこれだと音の長さも自由ですし,何より両手が自由に使えます。
とっても楽ですね。
ギターでは利用したことなかったのですが。
私は,ピッチパイプのチューニングがとても気に入りました。
3 チューニング・メーターを使う
最も正確なのは,チューニング・メーターを使う方法です。
80年代にローランドからギター用のチューニング・メーターが出たときは感動しました。
1万弱ぐらいしましたけど,すぐに購入しました。
当時はマイクで拾うか,ライン入力だったのでですが,今はクリップ式です。
ヘッドに洗濯ばさみのようにはさめばOKです。
値段も安くなったし,ほんとこんないいものはありません。
初心者セットにも,よく入っていますしね。
私はギター用を持っているのですが,クリップの幅が広くてウクレレには合いません。
はさむと落ちちゃうんです。
工夫すれば使えるのですけど。
やっぱり専用品が必要なのかなあ。
これ音の高さに自信のない方は,ぜひ購入してください。
プロも使ってますから,おすすめです。
私に関していえば,もうチューニングに慣れてしまっているので,ピッチパイプの方が手軽です。
演奏中,光ってるのも気になるし。
ウクレレで,変則チューニングってあるのでしょうか。
変則チューニングとは,通常とは異なる音の高さに調弦することです。
ギターで変則チューニングをする際は,チューニング・メーター必須でした。
ウクレレでも,持ってて損はないので,ぜひ活用してください。
ギターの時は,半音ぐらい下げてチューニングするミュージシャンも多いので,鍵盤楽器と合わせる時以外は,必ずしもAに厳格に合わせるというわけでもないのです。
私はウクレレの時も,高くて歌いにくい時は少し下げています。
下げ過ぎると弦がベロベロになるので,返って弾きにくくなりますけど。
4本の弦がほどよく響き合っていればよいくらいでやってますが,ほんとうはきっちりした方がいいのでしょうね。
|
|