ついにウクレレにストラップ・ピンを付けました。
愛用のウクレレに穴を開けたくなくて,躊躇していたのです。
しかし,抱えながら弾くことの面倒くささに負けました。
ストラップ・ピンを付けた様子について話します。
1 ストラップ・ピンを付けるまで
前にも話しましたが,ネック・ストラップを使ってました。
これはこれでよいところも多かったのです。
しかし,サウンド・ホールが体の中心にくるのがどうも…。
このことの不自由さが,しだいに気になってきました。
ギターから始めた私にとって,右側にボディがある方が自然なんです。
それと1カ所で支えているので,やっぱり不安定なんですね。
それで,もう清水の舞台から飛び降りる気持ちで,穴を開けることにしました。
2 作業開始
1 穴を開ける場所を決める
まずは計測です。
側面の板が中心線で合わされています。
なので,上下の中心を決めればよし。
長さを測りました。
写真を撮るために,メジャーがずれています。
ほんとうの長さは,6cm2mm。
3cm1mmに印を付ければよしです。
マスキング・テープを貼って,マジックペンで印をつけました。
2 穴を開ける
これが取り付けるストラップ・ピンです。
元々ギターに付いていたものです。
さあ,いよいよ穴を開けます。
いきなりねじ込んで,板が割れてしまうことが恐ろしい。
それでまずは,細い穴を開けることにしました。
使ったのはこれです。
ピン・バイスですね。
ゆっくりゆっくり穴を開けました。
板の奥に木があったらしく,けっこう深くまで掘り進めました。
次はドリルです。
私が持っているのは,古い電動ドリル。
インパクトのようにバッテリーが付くわけでもなく,コードをコンセントにつなげます。
ここで失敗すると元も子もありません。
最遅にセットしてゆっくり開けました。
マスキング・テープをはがすと,ひび割れもなくきれいにあいていました。
3 ストラップ・ピンの取り付け
いよいよネジを付けます。
ドリルよりもネジの方が太い。
もう一回り太いドリルがあればよかったのですが,ありません。
ゆっくりゆっくりネジ込みます。
2回まわして,1回戻して。
効果は分かりませんが,こんな感じで少しずつ進めました。
ようやくストラップ・ピンが付きました。
やったー!
う~ん,ボディに対してピンが大きいですね。
まあ,ソプラノ・ウクレレですからね。
3 付けてみて
早速ストラップを付けました。
これは,フェイマスのストラップです。
演奏は,超楽!
いやあ,左手右手の自由なこと,自由なこと。
コード・チェンジも楽々です。
とはいっても,まだEは苦手なんですけど。
ウクレレに傷を付けるのは嫌でしたけど,ここまで楽なら大満足です。
案ずるより産むが易し。
そういうことでした。