ギスカブログ

 読書しながらスモールライフ「ギスカジカ」のブログ

憂いにとらわれたときに聞きたい曲

1 はじめに

 家族の転院からブルーな気分が続いています。
 こんな時にはと,音楽でも聞いて気張らしをすることにしました。
 以下,選んでだ曲を紹介します。

1 中島みゆき「誰のせいでもない雨が」

 少し暗めの曲です。
 最初から明るい曲を聞くという気分でもない。
 とまあこういう気からの選出です。
 これ,歌詞の意味がよく分からないところがあるんですね。
 ネットで調べたら,いろいろな意見があるようです。
 でも,細かいところはどうでもいいというか。
 誰のせいでもない,仕方のない雨が降っている。
 現実の悲しさには,そういうものがあると思います。
 今の私の気分にとても合っています。

2 ジェフ・ベック「哀しみの恋人たち」

 歌詞に惑わされないためにインストルメンタルを選んでみました。
 これ,元はスティーヴィー・ワンダーの曲なんですね。
 さすがの旋律だと思います。
 まあ,恋の終わりの曲なんでしょうけど,歌詞もないし雰囲気にひたるにはよい曲だと思います。
 ベックのギターの表現力もすごいですね。
 ヤードバーズ三大ギタリストの中で,突出していると思います。

3 エリック・ジョンソン「遥かなるドーバー

 インスト曲の続きで,エリックの名曲を。
 少し悲しい曲から離れることにしました。
 アルペジオによるテーマが美しいです。
 少し音楽そのもののよさに没頭できるようになりました。
 元気がでる曲とはちがうのですけれど。
 音色も含めて,繊細で美しく,そして優しい曲です。

4 スティーブ・モーズ「クルーズ・ミサイル」

 インストの最後です。
 とっても元気がでる曲です。
 この曲を知っている人は少ないでしょう。
 私はこのころのスティーブのギターが大好きです。
 正確無比かつ強弱をコントロールしたピッキングがすばらしいです。
 ギターを弾いていた頃,これを聞いてこんなんもう無理だって思いました。
 全部,弾こうと思った通りに弾いているんですもの。
 自由自在に操るってこういうことなんだと思いました。

5 クイーン「ショー・マスト・ゴー・オン」

 ボーカル曲です。
 クイーン末期の名曲です。
 このころフレディはもう病気が進行していて,ステージに立つことも難しい状態だったとのこと。
 それでもショーを続けるという強い意志を情感たっぷりに歌い上げています。
 この曲は,明るく励ます曲ではありません。
 でも,人生の困難に立ち向かう勇気をくれる曲です。
 少し憂いがとれてきました。
 フレディありがとう。

5 最後に

 気晴らしは,あくまで気晴らし。
 晴れたらまた困難に向かうしかないと思います。
 結局,課題はどこまでも追いかけてきて,それを解決する他に逃れることはできないのだと思います。
 でも,少しの間休ませてほしい。
 そう思う人間に,音楽は優しいですね。
 優しさにすがってばかりではダメですけど。
 ほんとにありがとうって気持ちです。