ギスカブログ

心理学に興味津々「ギスカジカ」のブログ

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人間関係でストレスを溜めないためには

 カウンセリングや臨床心理学の本を何冊も読んでいると,主張が重複していることも多くなります。
 多くの人が大事に思っているということは,おそらくそこが要点なのでしょう。
 一方で,その筆者独自の主張も分かるようになってきました。
 とはいえまだまだビギナーです。
 もっと多くの本を読んで見たい気持ちでいっぱいです。

 さて今回読んだのは「人間関係でストレスを溜めない技術」です。
 人間関係に焦点当てているのが特徴ですね。
 でも,アドラーによれば問題は人間関係から生じるといいますけど。
 読んだ感想を述べていきたいと思います。

 印象に残った一つ目は,相談することでマイナスになることもあるという主張でした。
 悩んだらまずは相談というのが,問題解決の初歩のような気がします。
 でも,そうではないようです。
 いや,相談したら小馬鹿にされたとかそういう論外な場合ばかりでもないのです。
 相談した相手の返答が自分の実力では実行できないとき,親身に答えてくれた友達の期待にそぐえなかったとき。
 こういうときは,相談したことそのものを悔いてしまいます。
 相談したことで,別の悩みを抱えてしまった場合です。
 相談するだけの関係ならよいのですが,相談した相手と様々な場面でかかわっている場合は,相談の結果がどうなったか相手も気になるわけで,それがプレッシャーになるのです。
 つまり,相談する相手との関係が大事になってくるのですね。

 印象に残った二つ目は,過去の失敗をひきずる場合の対処法です。
 過去を変えることはできないのに,過去の失敗をくよくよすることって,誰にでもあることでしょう。
 こういう失敗って,忘れようとしてもフラッシュバック的に突然思い出されるのですね。
 そういう風に思い出されるということは,心の奥底では解決されていないということなんだと思います。
 では,どうしたらよいのか。
 ひきずる過去を全体として扱うのではなく,細かな段階に分解をします。
 そうして細かな段階それぞれでどうしたらよかったのかを考えます。
 そうすると,自分が取り組むべき課題がはっきりしてきます。
 その課題が解決できればいいのですが,そういう場合ばかりとは限りません。
 その場合は,課題の解決を具体的なスモールステップで行うようにします。
 ひきずる過去を漠然とこわがるのではなく,客観的に分析して冷静に対応していく。
 仮に解決しなくとも,解決の見通しが立てばもうこわくはないはずです。
 過去から解放される方法の一つとして有効ではないかと思います。

 それでも,ストレスの気持ちが晴れないこともあるでしょう。
 筆者は気持ちの切り替えポイントとして5点挙げていました。
 自分をほめる。
 小さなことに感動する。
 そのうちよくなるさと考える。
 自分で自分におまじないをかけてみる。
 太陽の光をいっぱい浴びる。
 この辺りは他の本と共通する点も見られます。
 有効な気分の切り替え方は似てくるのでしょう。
 確かにどれも効きそうです。

 振り返ってみて,本書を読んで一番参考になったのは,問題に対してスモールステップで解決を図るという点です。
 段差が小さければ自分で解決できそうですし,解決すれば自信もつくでしょう。
 実際に問題に当たったとき,これならできる,やってみたいという気持ちになりました。