ギスカブログ

 読書しながらスモールライフ「ギスカジカ」のブログ

若い頃のクルマに乗ってみたい

1 ちょっと昔のクルマが気になる

 年を取ったということでしょうか。
 最近,昔のクルマが気になります。
 昔といってもそんなに昔ではありません。
 自分がクルマに興味をもったころのクルマです。
 そういうころのクルマをネットで探したりしています。

2 リトラクタブルのカローラ

 気になるクルマの一台目はカローラⅡです。
 今ではなくなりましたが,これには「兄弟車」がありました。
 兄弟車とは,エンブレムその他を替えて複数のディーラーで売るクルマたちのことです。
 ターセルとコルサがそうでした。
 カローラⅡで気になっているのは,リトラクタブルヘッドライト使用の2代目と小沢健司の歌で有名な最終型です。
 リトラクタブルには当時驚きました。
 この格納型ヘッドライトというのは,スーパースポーツ,例えばフェラーリとか,そういうクルマについていたものです。
 それがカローラⅡについている。
 この場違い感がよかったですね。
 まあ,なんでやねんって感じの人が多かったと思いますけど。
 これのターボ付きがおもしろかったですね。
 ただ,同じエンジンで軽量型のスターレットがあったので,クルマ好きはそっちを買っていたように思います。
 ようするに,ファッションスポーツタイプだったわけです。
 でも,今考えると個性的でした。
 残念ながら,ネットの中古市場では見つけられませんでした。
 もしあったとして,クルマを交換する時期だったら購入するかもしれません。
 たぶん若者より当時の若者に似合うクルマだと思います。

3 歌のカローラ

 「カローラⅡに乗って~」
 という歌を覚えている人は,それなりの年齢の方ですね。
 歌のイメージが強くクルマのイメージは薄いと思います。
 その通り,このクルマに個性はありませんでした。
 バブル崩壊後のコストカットの申し子。
 角張ったデザインに,プラスチック感が強い内装。
 そんなクルマです。
 当時,カローラ店でクルマを買っていたのですが,私はラブⅣに乗っていました。
 候補に挙がるクルマじゃなかったです。
 でも,今とても気になるクルマなんですね。
 グーネットで,1台見つけたんですが,今のクルマ注文した後だったので買いませんでした。
 これは,自分にとってなんか時代を表しているクルマなんです。
 やっぱり若い頃に戻りたいと思っているのかなあ。
 潜在的に。

4 トラッドサニー

 さらにみんなが覚えていないクルマです。
 80年代後半のサニーです。
 人気ありませんでした。
 なぜか。
 煉瓦みたいなデザインだったからです。
 たぶん,当時のボルボか何かをイメージしたのでしょうね。
 ボルボは頑丈ですが,大衆車サニーです。
 個性にならなかったですね。
 カローラに惨敗でした。
 でも,今見るとおもしろいんですよ。
 ああ,サニーだっていう感じで。
 まあ,サニーと聞いてみんなが思い浮かべるのは70年代のサニーだと思います。
 80年代のサニーは無個性,日産党でも兄弟車のパルサーを選んでいたと思います。
 当時もさえない方のおじさんクルマ。
 ちなみにさえてる方はローレルとかブルーバードとかそんなの選んでいたと思います。
 まあ安いのだったらラングレーとかもあったし。
 でも,今敢えて乗るんだったらカクカクサニーなんだよなあ,白の。
 背伸びしたかった自分に戻りたいのだと,自分でも思います。

5 懐古趣味

 結局,若い頃に戻りたいだけなのかもしれません。
 今乗ったら,おそらくサスがダメダメなので(当時のはいいものじゃないです)乗り心地がよくないと思います。
 まあ,エンジンは動けばそれなり,ギアはマニュアルなら何とか気分よく乗れるでしょう(当時のオートマはトルクの出方がよくないので,気分良く乗れないと思います。自分の実感としてよくなったのは90年代の後半からだと思ってます)。
 こんなデメリットがありながらも乗りたいんですよ。
 買ったら嫌になりそうなので,1日ぐらい借りるのが一番いいかな。
 実現不可能でしょうけど。