ギスカブログ

 読書しながらスモールライフ「ギスカジカ」のブログ

風通しのよい職場って何?

1 職場の雰囲気

 最近,よくこういわれます。
 「職場の風通しをよくしろ。」
 いいたいことが言えるフレンドリーな雰囲気だそうです。
 しかし,これってどうなんでしょう。
 諸手を挙げて賛成はしかねます。

2 話すということ

 自分も報告をしますし,報告も受けます。
 時代は時短です。
 長時間勤務,サービス残業は認められません。
 ブラック認定です。
 業務は増える一方なので,勤務時間内の業務を短縮して行うことになります。
 報告を受ける時ですが,身内であればあまりに丁寧な応対は相手の時間を奪うことになります。
 結論から経緯の順での報告,簡潔明瞭なやつがほしいのです。
 そして,事実がほしい。
 担当者の苦労やその時の感想等は必要ありません。
 しかし,延々と時間順に話す方がいます。
 臨場感あふれるストーリーテラーならいいのですが,たいてい話がぐだぐだです。
 迷惑ですが,聞かないとパワハラ認定されるので黙って聞きます。
 そして,たいてい必要事項が欠落する。
 こういうので,時間が超過するんですね。
 で,黙って聞いていると愛想が悪い感じになります。
 それで風通しが悪いってなります。
 どうしたらいいんでしょうかね。
 仕事場には仕事をしに来て欲しいのですが。

3 鯛は頭から腐る

 このことわざは有名ですね。
 これは,最上位のトップ,社長とかを指しています。
 でも,これって小さいところでも起きるんです。
 上への報告を滞らせる人が中間にいるとその下もそれをまねるんです。
 別に報告だけじゃなく他の業務も同じです。
 楽な方をまねるんですね。
 で,改善をその小さな「頭」の方に指示しても治らないと。
 まあ,そんな感じです。
 人事権も何もない中間にいるとほんと嫌になってしまうのですが。
 これ,たぶん滞らせている人は「風通し」というか居心地がいいでしょうね。
 でも,これってほんといいんですかね。
 疑問です。

4 アンテナを高くしろ

 「アンテナを高くしろ。」
 これもよくいわれます。
 高いからって受信能力上がるとは限らないと思って聞いてますが,喩えの感覚が昭和です。
 まあ,いいでしょう。
 高くしても情報は入らないこと多し。
 そもそもラジオ局の方が発信しているのかな?
 ということで,仕事にならないのでこちらから情報を取りに行きます。
 それはいいんですが,聞くと面倒くさがる方がいるんですね。
 それから,どうでしたかね,後で調べます,かな。
 で,後から報告があったことはありません。
 これ,上司からの報告じゃないですからね。
 ほんと困ってます。
 アンテナ高くしても雑音しか入らないんじゃ意味がないよなあ。
 と,そう思います。

5 終末処理場

 下水の終末処理場は大切なインフラです。
 人々ならず自然環境にも寄与します。
 しかし,仕事の終末処理場は嫌ですね。
 そういうことをさせられることが多いです。
 知らんぷりすると,その結果誰かが不利益被りますし,それを謝罪する人も必要になります。
 まあ,そしてそういう役回りが回ってくると。
 やれやれ・
 また,偉い人の話で,そういう人は人知れず評価が高いっていう方がいます。
 縁の下の力持ち。
 でも,ウソですね。
 誰かに泥をかぶせるための方便です。
 結果,いい目を見た方を知りませんし。

6 風通しをよくする

 風通しをよくして通す風って何なのでしょう。
 私は,業務上必要な情報だと思うのです。
 個人の気持ちとかそんなのは通してもいいけど,優先順位低いと思うのです。
 結果,仕事がよくなれば,みんな気分はいいわけですし。
 こういう話って「話」として聞いていればいいのかなあ。
 そう思う今日この頃です。