1 野生動物増加
野生動物が増えてますね。
クマが人里近くに現れた!というニュースもめずらしくありません。
自然が豊かになっているのはいいんですが、人と動物の共生はなかなか難しいものです。
法律守りませんからね、動物。
今朝(11月27日)窓の外を見てびっくり!
こんな方々と目が合いました。
ニホンジカです。
3頭いました.
もう1頭はこちら。
カメラ目線は外してますけど、最初に見たときはばっちり目が合いました。
スマホで写真撮るときは何でもなかったんですけど、一眼レフ構えたら急に目線を外しまして。
銃とかと勘違いしたのかなあ。
それにしてもです。
田舎には住んでますけど、こんな近くにシカが出るなんて。
初めてです。
畑のネギを食べに来たのかなあ。
ネギ、辛いと思うのですが。
2 ニホンジカとカモシカのちがい
ちなみにこの動物、最初はカモシカかと思ったんです。
なぜって、シカといえば点々模様に茶色じゃないですか。
バンビのイメージです。
この方々は灰色ですし、立派な角もありません。
なのでカモシカだと思ったのです。
で調べたら、残念、ちがってました。
まず、毛皮の色ですが、冬は灰色になるのだそうです。
次の角ですが、角はオスだけ、メスにはありません。
それに、カモシカはもっと毛がふさふさしてますし、オスにもメスにも短い角があります。
よって、この方々はニホンジカのメスで確定です。
ちなみにオスとメスに別れて群れをつくる習性があるそうです。
ますますニホンジカでまちがいなし。
3 宮城県のニホンジカ
以前は、数を相当減らしていたそうです。
神社がありまして、島全体が神社の敷地という、霊験あらたかな島です。
ここに神鹿として野生のニホンジカが住んでました。
それと対岸の牡鹿半島にもいました。
要は、罰が当たるから捕獲できないシカぐらいしか生き残っていませんでした。
そのくらい数が少なくなっていたのです。
それがですね、近年数を増やし始めまして、宮城県の北上山地のあるところのみならず、北上川西岸にも分布を広げているのだそうです。
保護もあるのでしょうけど、単純に田舎の人口が減った分、野生動物が増えたのではないかと思います。
耕作放棄地が増えてますからね。
それに人家が近いので狩猟はあまり行われていません。
なのでニホンジカが増えやすくなったのだと考えられます。
わたしが子供の頃、というか平成一桁ぐらいまでは、この辺りでシカといえばたま~に現れるカモシカだったんですけどね。
4 ニホンジカの食性
草食で毒性のない植物なら何でも食べるそうです。
というわけでネギも食べられることでしょう。
実際には食べていませんでしたが。
冬の最中には、ササの葉も食べるらしく、ほんとに何でも食べるようです。
写真の後ろにカキの実が写ってますね。
もちろん渋ガキなんですけど、最近はカキの木を植えた農家もカキの実とらないんですよ。
渋抜きとか作業もめんどうだし、第一そんなに食べられないんで採ったカキを腐らせちゃうんです。
なので、子供の頃にはありえなかったんですけど、カキの実は木にならすまま放置しているのです。
これもシカのエサになってるんじゃないかなあ。
多少渋くても食べられると思うし。
人口が減ると、こういうことも起きるのです。
5 共生できるの?
このままシカが増えたらどうしよう。
そんなことを空想しました。
自動車に当たってくることもあるそうですし、向かってきたらお年寄りと子供は勝てないでしょう。
ちょっとこわいですね。
当然、野菜というか畑の被害も増えそうです。
シカと人、お互いが幸せに暮らすには、それぞれが住む場所を分ければいいのでしょう。
が、そうもいかないのが現実。
ここに居てといって、きいてくれる相手ではありませんし。
いろいろ考えた結論は、あまり近くにいてほしくはないなあ、です。
動物が近くにいてうれしい。
自然豊かな土地に暮らせて最高!
そういう気には、なれませんでした。