ギスカブログ

 読書しながらスモールライフ「ギスカジカ」のブログ

カーステレオのリサイクル

 今回は,カーステレオなどを処分したことをお話します。
 これらも行き当たりばったりでした。

 

1 余っていたカーステレオ

 不用のカーステレオが1台,家にありました。
 カーステレオといっても,若い人にはピンとこないかもしれません。
 今はカーナビと一体化していますからね。トヨタでは,もっと進んだディスプレイオーディオを搭載するようになっています。
 カーステレオは,クルマでCDなどの音楽を聞くための装置です。
 クルマに乗っていて意味があるものなので,単独のカーステレオなどを持っている方は少ないと思います。

 では,なぜ持っていたかというと,クルマ屋さんが正直だったんですね。
 クルマを買った際,カーナビをオプションで付けました。購入したグレードは,元々カーステレオが付いていました。
 こういう場合,今までは元々付いていたものをクルマ屋さんが処分していたと思うのです。しかし,この時は,納車された新車のトランクに段ボールがのっていました。
 これが元々のカーステレオでした。

ちょっと驚きました。こんなことは初めてでした。

 よく考えれば,その時,これはいりませんといって,引き取ってもらうなり別の消耗品に換えてもらうなりすればよかったのだと思います。
 でも,驚いたせいもあってか,そのまま持ち帰りました。使い道もないのに。

 持ち帰っても,特にどうすることもなくほおっておきました。
 クルマには音楽が聴けるカーナビがあるんですから。
 そしてそのまま,クルマを買い換えるぐらいの長い期間,家で眠らせていました。

 様々なものを断捨離していくうちに,大掃除のたびに目についていたこれを,ついに処分しようと決心しました。
 といっても処分の仕方が分かりません。
 燃えないゴミでも出せそうなのですが,古くともたぶんまだ使えるものです。とはいっても10年近く前の電化製品,価値があるのかどうかも分かりません。
 取りあえず,近所のリサイクルショップに持ち込んでみました。

2 買い取り不可

 ものすごく古いものですから,数100円でもいいので引き取ってくれないかと思っていました。
 しかし,店員さんの返事は厳しかったのです。
「これは純正品ですよね。純正品は買い取れないんですよ」
 そうかあ。
 古いからダメ,という予想をしていたのですが,まったく別の方向から攻撃を受けました。
 でも,言われてみれば納得です。
 このカーステレオの前面には,しっかりと自動車メーカーのロゴが入っています。
 なるほど,違うメーカーの自動車にこれを装着したらかなりまぬけな感じです。
 着けた場面を想像しました。
 ウケをねらいとは思ってもらえないでしょう。どう考えても,りかっこ悪いです。
 ちょっと無理ですね。
 「お売りください」という誰でもウエルカムなお店であっても,売るあてがないものは仕入れない,そういう現実に初めて気づきました。

3 リサイクルボックス

 とすれは,ヤフオクとかかなあと思いながら,帰り道に生協によりました。すると,入口に「電化製品リサイクルボックス」があるではないですか。
 説明を読むと貴金属を回収してリサイクルする,とあります。オリンピックのメダルを都市鉱山でまかなうというニュースが流れていました。
 う~ん,お金にはならないけどオリンピックの役に立つならいいか,と考え直し,そこに投入しました。入口の大きさより小さい電化製品だったらリサイクル可ということらしいです。余裕で入りました。

 後になりますが,このリサイクルボックスには,3G時代の古い携帯電話も投入しました。
 損得でいえば,クルマの納車時に交渉していれば一番よかったのかなあと思います。
 でも,ただ捨てるよりは,ほんとに使われたかどうかは分かりませんけれど,オリンピックのメダルになった方が,時代のイベントに参加した気持ちになった分よかったと思います。

 でも,へんなおじさんにかじられた部分になっていたら,嫌だなあ。