ギスカブログ

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安倍さんの葬儀で思うこと

今日は、安倍さんの国葬でした。

仕事だったのでリアルタイムでは見ていません。

21時のニュースで、そうだったかと知ったくらいです。

安倍さんは犯罪の被害者ですし、かわいそうだと思っています。

一方、政治家なので毀誉褒貶はつきものです。

私なりに安倍さんの政治について思うところを述べたいと思います。

安倍さんの派閥、元岸派は自民党の中でタカ派と呼ばれています。

安倍さんの政策には、この所属派閥の影響が濃いと思います。

しかしタカ派であったとしても、例えばアメリカの共和党とは大分違います。

共和党は、新大陸にやってきた人たちのチャンスは平等、Do it yourself 精神を現在に伝えている党です。

だから税金、福祉は最低限、自助努力万歳なのです。

安倍さんの派閥はこんな感じではありません。

小泉さんの時に自己責任が強調されましたけど、小泉さんは異端扱いでした。

やっぱり岸さんは満州国官僚、ある種の国家社会主義者。

そういった国家管理的側面が強く、夜警国家は決して目指さない。

そういう国の形をどこかに求めていたように思います。

だからタカ派といっても、対決姿勢をとりやすいといった意味のタカ派であって、共和党的なものではない。

安倍さんの政策にもそういうところを感じていました。

国際的には、自主憲法制定派なんですけど、アメリカ協調主義。

理念としては矛盾しています。

しかし、現実的なんだと思います。

そもそも日本の外交がおかしくなったのは、日英同盟の廃止からです。

強国とのきずなを捨ててはいけない。

現在、日米同盟を絶対の柱として堅持しているのは、こういうところがあると思います。

二度と敗戦するわけにはいかない。

ここは絶対譲れないところなのでしょう。

トランプさんが大統領になった際に、いの一番に駆けつけたことは、こういう側面の象徴のように思います。

国内的には左派勢力との明確な対決姿勢を堅持。

例えば、最近廃止された教員免許更新制も、ほんとうは左派教師を追い出す一環として策定されたものだったのではないかと思ってました。

しかし、職を奪うというのはそんなに簡単にできることではないので、なんとなくあんな形になってしまったのでしょう。

とにかく左派には妥協しない。

そんな国内政策を堅持していました。

第一次安倍内閣の失敗の後は、国民人気を得るために経済政策を重視しました。

アベノミクスです。

これはほんとうにやりたかったのかというと、そんな感じは受けません。

内閣支持率のためにあった政策のように思います。

まあ、一応成功しました。

アベノミクスの評価はいろいろですが、真に経済を強くしたわけではないことは分かっていると思います。

GAFAMのような稼ぐ企業は日本に現れませんでした。

金利をなんとかしたくらいでは、このくらいにしかならない。

ほんとうに豊かになるには、世界で稼ぐ仕事を作らなければならない。

そのことが身に染みて分かったのではないかと思います。

ただし、株で稼いだ人は感謝しているかもしれませんが。

株価上昇しましたから。

とはいえ、ほしがるから値段が上がるのと、とりあえず資産を遊ばせておけないから株でも買うというのでは、中身がずいぶん違うように思います。

それでも、不況にしなかったという点では評価できるかもしれません。

安倍さんそういえば、春闘の時期に会社に給料上げてとお願いしていましたね。

ありがたいんですけど、やっぱり国家社会主義のにおいを感じてしまいます。

歴代最長政権なのは、民主党のおかげもあるでしょう。

国民が民主はダメだと思ったから、消極的に自民党に入れている。

そして若者は投票しなくなっている。

こういうことをベースに選挙で勝っていたような気がします。

長い長い敵失時期でした。

安倍さんはコロナがあったり中国が覇権的になったりと大変でしたので、自分の理想通りの運営ができたかというと、そうでもなかったと思います。

そういう制約の中で、なんとかやってきた。

ほんとうなら慰安婦合意なんて結ぶ人じゃないですものね。

でも、結んだ。

そういう判断ができたところは政治家だったのだと思います。

安倍さんの時代が明るい時代だったかというと、そうではなかったように思いますが、それでも一つの時代を作ったことは確かです。

希有な政治家であったことに間違いはない。

そう思います。

安らかにお眠りください。