1 本書の概要
デジタル詐欺の警告本です。
クレジット・カードの不正使用が話題になったのが去年。
それでわたしも使ってないカードを処分しました。
断捨離の一貫でもあったわけですが、管理できないものをもつのは危険です。
そして最近、話題になってきたのが証券口座の不正ログイン。
ログインされて証券売られて、よくわかんない中国株を買われるという事件があったとのこと。
この事件、犯罪者の利点はどこなんだ?
儲かってないだろ?
という疑問をもちつつ、資産が減ることは確実というなんかよくわかんない犯罪です。
不安感を増加させることはまちがいありませんけど。
本書は、そういう犯罪に巻き込まれないための防犯本なのでした。
2 メールで釣る
見出しを作ってみて、どうでもいいことが頭の片隅に。
(どっかのメーカーが出した新ルアー「メール」で釣りするみたいになってる)
まあ、おそらくは相当悪いルアーですね。
と釣りに興味のない人にはどうでもよい文をはさみつつ、閑話休題。
これは電子メールで詐欺に誘うという話です。
まあ、本家によく似た偽サイトで個人情報を書き込ませるという詐欺は以前からあるんです。
偽サイト詐欺は、偽サイトに人を呼んでこないと成立しません。
そのための偽メールというわけです。
つまり、本家によく似た偽メールで本家によく似た偽サイトに誘うという手法。
「本物そっくり」と強調されてまして、まあわたしもらったことがないのでなんとも言えないのですが、釣られるのも仕方ないという感じだそうです。
それで、対策なんですが、そういうメールは開かないのが一番とのこと。
う〜ん。
それはそうでしょう。
とはいってもですね、楽天とかもう毎日死ぬほどくるんですけど、メール。
クッキーさんが大活躍なのでしょう。
Gmailだと、プロモーションだけじゃなく、メインにもくるし、ソーシャルにもきます。
本家サイトでメールを止めるっていう手もあるにはあるんですが、重要なのは送るという仕様ですしね。
まあ例として楽天挙げましたけど、別に他のところもそうですよ。
偽メールは微妙にアドレスが違うのだとのこと。
なので、アドレス見て判断!
それが王道なのでしょうけど、パソコンならまだしもスマホだと小さくて見にくいし。
結局、全部削除になっちゃうんですよね。
知りたい情報は、自分でサイトから取るのが一番ということになります。
でもこれ、地味に嫌な誘いですよね。
3 お得に釣られる
一番多いのが、当選詐欺です。
高額賞金が当たりました。
最新スマホが当たりました。
こんなやつです。
ラッキーということで、個人情報を登録しちゃうんですね。
これ、電話での還付金詐欺と同じ構造ですね。
冷静に考えれば、還付金もらうのになんでATMで送金しなくちゃいけないのかと思うはずですが、そこが人間。
欲に目がくらむんですね。
わかる気がします。
でも、最近のキャンペーン応募ってちょっと詐欺と似てるっていうか、QRコード読み込んでとか、LINE連携してとかそんなだからなあ。
まあ、景品とかが常識はずれに高級だったらまず疑わないとって感じですかね。
射幸心をあおるって言葉、人間の本質をついてるなあ。
結局、詐欺ってやっぱり釣りと似ていて、釣られる側が自らかかりに行ってる側面があるのです。
そういう意味で、心理学的犯罪といいますか。
人間にも、エサやマキエが効くのですね。
4 総評
★★★☆☆
3つですね。
わかりやすいし、いい本ですよ。
でも、画期的な防御策が載ってるわけじゃないし、対策の要点は用心しなさいということでしたし。
最新の詐欺について知るにはいいですけど。
文字も大きいし、行数の少ないしと、とても読みやすくなってるのは、広く知らせるためなんでしょう。
いい本ですし、社会的な意義もあると思うのですが、代金に見合うかは読者によるとしかいいようがないですね。
自分が騙されやすい人間だと思うのでしたら、おすすめです。
類書よりいいと思います。
