1 はじめに
昨日が仕事納め,今日から年末年始の休みです。
ありがたい,ありがたい。
なんのかんのでゆっくりできるのはうれしいです。
それで何をしたかというと,神棚を飾りました。
まあ,毎年恒例,正月の準備です。
2 神棚の飾り付け
まずは去年の飾りを取ります。
新しい大年神様の御影が届きました。
昨年までのものを外し,新しいものに張り替えました。
次に御幣束を取り替えます。
うちは3つあります。
慎重に付け替えました。
そして,新しいの天照大神様のお札を納めます。
古いものの前に置きます。
それから,しめ縄の飾りを付けて飾ります。
松を付けるのがちょっと難しかったりします。
付ける向きを考えないと回転しちゃって上から飾りが出たりするんですね。
よく考えて付けました。
さて,いよいよほんとのほんとに難しいところにかかります。
海の近くのため網のかたどった飾りをつけるのですが,これがどこをどう付けるのかほんと難しい。
一応,飾りを作った神主さんも完成図をつけてくださるんですが,見てもよく分からない。
そもそも飾りがいくつあるのかも確認が難しい。
なぜかっていうと,完成図は飾り終えた図なんですが,飾りは和紙に切り目を入れてたたたまれた状態で届くので,どれがどこに対応しているかが一目で分からないんです。
それと,飾りを不用意に広げるとちぎれてしまいそうですから。
縁起物なのでもう最新の注意です。
で,一つ一つ広げて確認し,違ったらまたたたみます。
広げておくとからまりそうなので。
後,飾りの数も問題です。
少ないことはないんですが,完成図より多いと考え込みます。
予備なのか付け忘れなのかが分かりません。
結局,去年の飾りを確認し,完成図をながめ,慎重に飾りを広げて飾ります。
多いのは予備とみなすことにしました。
だって,付けるとバランスが崩れるんだもの。
ここ数年は,毎回そんな感じの作業をしています。
毎年やっているんだから分かるだろ。
そういうツッコミはもちろんですが,1年経つと忘れますし,そもそも基礎ができていないので毎年同じ間違いをしている可能性もあるんです。
神主に訊けばいいだろ。
そうなんですがそういうわけにもいかなくてですね,地元の神社の神主さんは震災後他県に転居したらしく,行き先も自治会ではよく分からず,しょうがないからご厚意で他地区の神社の神主さんに依頼して飾りを作っていただいているのです。
で,微妙に昔と違っているのと,自治会の係が窓口なんですが輪番でやっている係が詳しいわけもなく,年末忙しい神主さんにも訊けないと,こういうわけなんです。
まあ,地元の神社の神様もその辺りの事情は知ってるはずなので,多少違っても許してくださるでしょう。
なんか網が長く垂れてしまったようになりましたが,これ以上すると和紙をちぎってしまいそうなのでやめました。
不器用で嫌になります。
3 お祓いの御幣束
神棚以外にも御幣束を飾ります。
竈の神様とか水神様とか,海の近くなので船の神様もあります。
まあ,水は今や水道なので涸れることはないと思いますし,はるか彼方のダムに思いを寄せるくらいなのですが。
後は大晦日に家中をお祓いするものも作りました。
いやあ,時間がかかった。
半日はやってましたね。
しかし,この紙の切り方すごいなあ。
おそらく手作りだと思うのですが,作るのも大変だろうなあ。
といいつつ工業製品だったら,それはそれで笑いますけど。
1年に1回しか起動しない機械。
ないですね,きっと。
とにかく終わりました。
これで明日は休めます。
4 最後に
最近の住宅には,神棚なんてないでしょう。
自分の新しく家を作ることになったら,作らない可能性が高いです。
貸し家やアパートにもないでしょうし。
そういう意味では,正直惰性でやってる面もあるんですけど,貴重な伝統行事ともいえます。
来年も我が家族を守っていただければと,切に願います。